◆ 中小企業診断士は広い範囲の知識が必要
◆ 中小企業診断士は深い知識は必要ない
特に2点目の「深い知識は必要ない」ということは、勉強を始めるとつい忘れてしまいがちです。 しかし、考えてみれば、中小企業診断士以外にも各種の資格を持った専門家が存在します。中小企業診断士の存在意義は、(中小)企業全体の経営活動全般を幅広くカバーすることで、経営に関する総合的な診断とアドバイスができることにあります。そして、高度な専門的知識が必要な分野に関しては、専門家と経営者の橋渡しをするパイプ役になることが期待されているのです。
よって、これから学習するときには「深い知識は必要ない」ということを頭の片隅において、専門知識の深みにはまりそうなときに思い出すことがポイントです。
中小企業診断士試験に短期間で効率よく合格するには、常に「時間 対 効果」を意識し、これを最大にする学習方法を選択するという考え方が重要です。以下の3つに知識を分けたとします。
◆ A: 基本的な知識 (幹となる部分) ・・・ 60点
+ 過去の試験に頻繁に出題されている知識
+ 2次試験でも必要となる知識
◆ B: やや発展的な知識 (枝の部分) ・・・ 30点
+ 過去の試験に何回か出題されている知識
◆ C: 高度で専門的な知識 (葉の部分) ・・・ 10点
+ 過去の試験であまり出題されていない知識
短期合格の必勝法は、「A」に努力を集中することです。これだけで、60点は達成できるのです。