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【質問内容】 自分で考えた論文の習得方法が正しいのかどうか。…

スタディング受講者
質問日:2023年4月21日
【質問内容】
自分で考えた論文の習得方法が正しいのかどうか。

いつもお世話になっております。
論文の具体的な訓練方法が皆目見当もつきません。
下記の対策方法で良いのかどうか、ご教示いただければ幸いです。
下記の対策方法は、小倉先生の基本フォーム編における講義動画や、他の質問者様の投稿を参考に自分なりに考えてみた方法です。
結局は、小倉先生が講義でおっしゃっていたように、スポーツの要領で覚えるのが1番良い方法なのかとは思っているのです。
ですが、何分まだ予備試験講座を始めて1ヵ月程度ですので、具体的な習得方法が下記で良いのかどうかが自分では全く判らずとても不安です。
早々に論文の勉強も始めた方が良いかと思ったので、短答の講義と並行して論文の講義も見始めたのですが、このまま進めても、まるで上達しないではないかと不安になり、二の足を踏んでしまっている状態です。

長文の質問で大変恐縮なのですが、何卒よろしくお願いいたします。


【論文対策】 
基本的にはフロー通りに進める。
流れとして、
重要事項や小倉先生の言葉をメモしながら講義動画を視聴する。
また、マイノートや手書きノート(簡易的に)へ要点を纏める。
  ⇓
過去問を解く。
  ⇓
参考答案の写経
  ⇓
講義動画を2倍速か2倍速弱で見て検討。
  ⇓
解説を元に問題を再度解く。
  ⇓
参考答案を再度写経する。

論文修得は守破離、スポーツと同じ要領。
スポーツは、
①型・フォームの理論を学ぶ
②自分でやってみる
③達人の動きを見て見取り稽古
④自分でシャドーイング
⑤モデリングで再現し型を覚える。

論文習得は
①三段論法を学ぶ(型・フォームの理論)
②自分で検討してみる
③合格答案を写経(見取り稽古)
④合格答案や判例を参考に再度検討(シャドーイング)
⑤合格答案や判例の考え方をモデリングし覚える。

①は更に下記の2段階で学習を進める。
《1.三段論法、問題提起、規範定立の習得》
 短答式の学習フロー(事例や判例)も通じて規範や論証を学習。
 事例問題を通じ、問題提起(問題となる部分を考える。)と規範定立(問題解決に必要な規範、つまり、条文や判例等を導き出す。)のアウトプット。
 上手くアウトプット出来ない場合、該当箇所の基本講座を再度視聴する。

《2.あてはめの習得》
 事例問題や過去問を通じ、あてはめと評価のアウトプット。
 上手くアウトプット出来ない場合、該当箇所の基本講座を再度視聴する。

《並行して行う事》
 ●憲法素読
 ●参考答案写経
 ●論証集、判例百選を参考に自分に無い視点を学ぶ。(文章の丸暗記は不要、むしろNG)

※判例百選や論証集は事例問題に取り組む時に辞書の様に使い、事例とセットで覚える。勿論、空いた時間に読んでも良いが、事例を思い浮かべながら、あくまでも事例とセットで検討する。

論文は合格答案や判例の文章を丸暗記するのではない。
丸暗記しなければならないのは、文章ではなく、そこに至った論理であり、合格者や判例の『論理を組み立てた思考パターン』。

《論文習得段階》
※①②③が守、④が破、⑤が離。
①簡単な事例で三段論法を覚える。
 まだ、何を省略するかとかは考えず、とにかく三段論法を覚える事に終始する。
②旧司法試験過去問で、各科目毎に三段論法を初め書き方を覚える。
 省略の仕方等も、三段論法が自然に出来る様になったなら取り掛かる。
③予備試験過去問で、判例百選や論証集も参考に論理の組み立て方を覚える。
④判例百選や論証集とは違う考え方、論理で答案を作成し、違う考え方も覚える。
⑤判例百選や論証集を自分が使いやすい形にし、自分なりの論理を構築する。
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回答

漆原 講師
公式
回答日:2023年4月22日
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