予備試験合格者インタビュー

2023年 予備試験合格者インタビュー・体験談!

E.Kさん

今回お話をお伺いしたE.Kさんは企業で法務担当として働きながら予備試験に挑戦。見事にスタディングを使って合格されました。このインタビューでは、予備試験合格までに取り組んだことなどをお話しいただきました。


question.png お名前、合格された資格名、年を教えてください。
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E.Kと申します。令和5年度の司法試験予備試験に合格しました。


question.png 予備試験・司法試験に挑戦しようと思ったきっかけについて教えてください。
answer.png 企業で法務担当として働いているのですが、国外の企業を中心に「法務担当=法曹有資格者」という傾向があります。一方で、私はロースクール出身ですが司法試験の合格には至っておりません。法務担当として働き続けるなら、法曹資格があったほうがいいのではないかと考えるようになったのがきっかけです。
また近年の司法試験は、受験者数が減った影響で私が受験していた4〜5年前よりも倍率がかなり下がっています。今がチャンスと感じて、予備試験から挑戦してみることにしました。


question.png 学習ツールにスタディングを選んだきっかけは?
answer.png 一番の理由は、費用の面です。過去の受験経験から、どこかの講座を受講する必要があるだろうと感じていましたが、大手予備校の講座は予算オーバー。内容面でも、残業をしながら勉強するには分量が多すぎて、現実的ではありませんでした。それに対し、スタディングは手ごろな価格で、さらに社会人を強く意識したコンセプトとなっていて、学習時間・学習量が現実的だった点も気に入って、受講を決めました。
スタディングの講義動画のサンプルも、講座選びの参考にしました。スタディングの講義動画はわかりやすいスライドが表示されます。書き写す時間が不要ですし、サラリーマン生活を経るとこのようなスタイルが当たり前に感じられて、非常にしっくりきました。


question.png スタディングを使ってみて、よかったところは?
answer.png 一番よかったのは「AI実力スコア」機能ですね。他の受講者の人と比べて自分がどれくらいの位置にいるのか、いま試験を受けたら何点取れるのかなどを確認できる点が気に入っていました。スコアはサボると下がりましたし、合格後に振り返ってみると正確な実力が反映されていたと感じます。また、短答式試験の問題について分野別に正答率が表示され、直前期にどこを重点的に復習すべきか一目瞭然だったので、非常に役立ちました。
学習内容のボリュームも、短答については必要十分でした。もしスタディングの講義やテキストの内容で足りないと感じるなら、勉強のやり方を間違えているような気がします。一方、論文式試験については、判例の事例分析など「コテコテの論文知識」まで求めたかったので市販の教材で補足しましたが、そこまでやるかは勉強の仕方にもよると思います。


question.png 講義動画について印象に残っている点があれば教えてください。
answer.png 小村先生のまとめ方が本当に素晴らしかったです。例えば刑法の放火罪は、未遂罪が成立する範囲などややこしい部分が多く、文字だけでは覚えにくいのですが、講義では図解で全体像が示されました。視覚的に理解できて、試験中に思い出すこともできます。先生のやり方が非常によかったので、他にもややこしい知識の整理について自分で簡単にマトリクスを作っていくと、勉強がとても捗りました。


question.png 予備試験に合格するまでの勉強時間はどれくらいでしたか?
answer.png 期間としては、2年数カ月です。2021年の11月ごろに勉強を始めて、2022年は不合格。2回目に受験した2023年に合格しました。
1日あたりの勉強時間は平日は3時間程度でした。通勤中は必ず学習時間とし、あとはエレベーターの待ち時間などスキマ時間が20〜30秒でもあれば勉強していました。スタディングのアプリがあれば、短答対策はいつでもどこでもできますからね。覚えた知識で問題を解いて合っているか、といった確認はスキマ時間にやっていました。
帰宅後は必ず2〜3時間机に向かいました。以前の司法試験受験では暗記を疎かにしたことが反省点なので、今回の挑戦では意識的に時間を取りました。


question.png 予備試験の受験勉強で身に付けた知識は、仕事に役立っていますか?
answer.png 学んだ内容が日常の業務に役立っていると感じます。会社法や労働法は業務で扱う機会が多いですし、万が一社員が不祥事を起こせば刑法や刑事訴訟法が絡んできます。各法の細かな知識を使うというよりも、その背景にある基本的な考え方を常に使って思考しています。


question.png 今後のキャリアについてどのように考えていますか?
answer.png いい意味で悩んでいます。経験を積むために弁護士事務所に勤めることにも興味がありますし、今やっている企業法務も面白いです。法曹有資格者になると会社がどのように評価してくれるのかも知りたいですし、今後についてはまだ悩ましいですね。


question.png 苦労した分野はどのように克服しましたか?
answer.png 特定の科目というよりも、範囲が広いことが大変でした。短答では、行政法や会社法が特に覚えることが多いと感じましたね。
ボリュームの多さを克服できたポイントは、「割り切り」です。私はついつい考えすぎるタイプであり、学習中になかなか納得できない点がありました。でも「真理を追求するのではなく、試験だからこう書くしかないんだ」とだんだん気持ちを切り替えて覚えていったことで、学習を前に進めていけました。
気持ちの切り替えには、スタディングの講義動画も参考になりました。先生が「判例で『何を言ってるの?変じゃない?』と感じることがあっても、こんなもんです」と解説しているのを見て、考えすぎてもしょうがないと思えるようになりました。


question.png 勉強期間中は、モチベーションをどのように保ちましたか?
answer.png モチベーションの源は、やはり「司法試験に合格した先の景色を見てみたい」という思いです。
実は司法試験に落ちた際、合格者と比べて能力が著しく劣っていたとは思わなかったんです。ただ、ロースクールでの学びも含めて何かがうまくいっていないという感覚はずっとありました。時間をかけて深く考えても、思ったほど伸びない。一方、世の中にはそうではない人がたくさんいる。自分の勉強のやり方は正しくないのだろう、と。
ただ同じ頃に、国家公務員の総合職試験にはとんとん拍子で合格できたという経験もあります。だから「司法試験だって、勉強のやり方さえ合っていれば結果がついてきたんじゃないか」という心残りがあったんです。


question.png 法曹への道を再び目指したわけですが、「今回はうまくいきそうだ」という手応えは早くに得られましたか?
answer.png 予備試験は2年目に合格したのですが、正直、1年目は勉強中も本番もずっとヒヤヒヤしている感覚があり、手応えはありませんでした。その結果、予備試験は論文試験まで進んだものの、点数がわずかに足りず不合格。その原因は、先にも述べたとおり暗記を疎かにしていたことです。私の「何となく」の説明が多い答案は、原則や例をきちんと暗記してきっちり説明できる人の答案と並ぶと、太刀打ちできなかったんです。
そこで、スタディングの講義動画やテキストのうち、覚えたい部分は紙に書いて付箋を貼ったりして、何回も向き合うようにしました。そうすると、2年目の試験の2〜3週間前に以前とは違った手応えを得られました。


question.png これから予備試験・司法試験に挑戦する方へメッセージをお願いします。
answer.png 受験歴が長い方に向けては、なぜ点数が伸びないのか、なぜずっと同じ結果なのかを真剣に分析することをおすすめしたいです。すべてを解決する授業や本がどこかにあるのではないかと、探したくなるかもしれません。でも大切なのは原因に目を向けること。苦しさも伴いますが非常に重要な作業です。原因がわかれば視点が変わります。私の場合、「弱点を克服するにはこの教材をどのように使おうか」と考えるようになりました。


question.png スタディングをおすすめするなら、どんな人ですか?
answer.png 「時間が足りない人」です。働きながら予備試験を目指すなら、要点だけ短くまとめられているスタディングの講義動画やテキストがぴったりだと思います。音声だけで学習できる点も便利で、スマホさえ見ることができない満員電車でも学習できます。スキマ時間を有効活用したいならスタディングが一番いいと思います。



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