足掛け12年での合格です。
その間には何度かの転職・婚活・結婚・妊娠・出産・育児などたくさんのライフイベントがありました。
人よりもだいぶ時間はかかってしまいましたが、改めて「諦めない強い心」が一番だと感じます。
勉強を始めたころに「やるなら受かるまでやりなさい」と言われたことがずっと心の中にあり、諦めたらそこで試合終了。。。と自分に言い聞かせ数千時間を社労士試験の勉強に費やしました。
こんなに長い期間受からない方はいないと思うので、あまり参考にならないかもしれませんが、勉強開始から合格までをまとめました。
【資格取得を目指したきっかけ】
新卒の就職がうまくいかず、どうしようかなぁとのんきに考えていた時に友人が勉強して社労士という資格を知りました。
予備校のパンフレットを見ると1年くらいで合格できるっぽい、、、何も強みが無く、就職が難しかったので、国家資格を取ったら自信がつくかも!と思い、勉強を始めました。
しかし、まさかこれが10数年も続く呪い(笑)になるとはその時思いもしませんでした。
【受験勉強で工夫したこと】
5年~6年くらい?は大手予備校に通学していました。そこで一通り基礎は勉強できたと思います。
全く労務の知識や実務経験が無かったので予備校を利用したのは良かったです。
通学が効果的かと思い通学コースを受講していましたが、働きながらだったのでかなりの時間と体力を消耗しました。今思うと断然通信がおすすめです。
予備校の先生は「過去問を制する者は本試験を制する」とおっしゃられていたので、過去問さえ100%で解ければ合格できると勘違いし、ひたすら過去問を解くというのを6年くらい続けていました。
これが、私が合格まで時間がかかってしまった最大の原因です。
誤った勉強方法でかなり時間を無駄にしてしまいました。
過去問は100%解けたとしても、論点は過去問に出ているはずなのに問題の形を変えられると解けないのです。
本試験での択一式は30点台を超えることはありませんでした。
普通はここで諦めると思いきや、次こそは受かるかも、と受験し続けるのでした(笑)
グッと点数が上がったのは7年目から勉強方法を変えたことでした。
そのくらいのタイミングでスタディングを知り、2019年から受講を始めました。
スタディングはスマートフォンで通勤の電車内でも講義を聞けるし、項目ごとに細かくピンポイントで何度でも視聴できることが良かったです。
ある程度の基礎知識はあったので、直前期まではスタディングの講義を視聴し、直前期にはひたすら時間を測って模試(練習試合)をすることで一気に合格レベルまで得点することができるようになりました。
テキストや問題集は市販のものを使用しながら、講義を聴いて付け足しメモを書いたりしていました。
選択式対策は大手予備校の模試(各予備校講師がここは出る!と予想している問題)を抑える&市販の選択式問題集(条文)をほぼ完ぺきに解けるようにすることで、自分が分からない問題は試験会場にいる受験生もみんなわからないと自信を持つことができるようになりました。
そしてテキストの【参考】などは、以前はあくまで【参考】で、基本的な問題を解くには必要ないと読みませんでしたが、ここから出たりするんです。あくまで【参考】だけど合格レベルになるには押さえていなくてはならない。サラッとでも読んでおくことをおすすめします。
模試を解いてテキストに載っていないことは手書きで書き加えました。
苦手ノートは本当に最低限のものを作って、何度も見直すことをおすすめします。
ノート作りには時間を使いすぎないように注意です。殴り書きでも自分が読めればOK。綺麗なノートを作ろうなんて本末転倒です。
最後の数年は家庭のこともあり、試験後~4月くらいはほぼ勉強せず、5月くらいから勉強をスタートしていました。
具体的な勉強内容は下記の通りです↓
5月・6月:スタディングの全科目を倍速視聴&テキスト→予想問題・過去問繰り返し。
7月:法改正や一般常識対策を始める、各予備校の模試を解く(大手は全て申し込み&市販のものを購入)⇒テキストに戻る、苦手な論点は講義を聴き直すの繰り返し。必要なものは苦手ノートにまとめてこまめに見返す。
8月:模試の選択式は全て解けるまで繰り返し。択一式は長時間なので最初から最後まで集中力を切らさずに解ききれるように時間を測って解く。(途中のトイレ休憩で気持ちを切り替えるタイミングを決めておく)
試験一週間前:今まで間違えた問題をひたすら解き直し。初見の模試一つを取っておいて朝から試験時間に合わせて解いてみる。苦手ノートを寝る前に毎日見直し、大丈夫なものは外していく。苦手ノートが薄くなっていくと自信もついてきます(笑)
【モチベーションの保ち方】
家庭を持つまでは、ただ自分が資格を取りたいから勉強しているという感じで惰性で勉強していた感があります。結婚し、子どもが生まれてからは家族を犠牲にして勉強している感が強かったので、自分だけの時よりも相当パワーが出ました(笑)
昨年は試験直前に家族全員がコロナに感染し、受験できませんでしたが諦めずに今年の受験勉強&受験をして本当に良かったです。
家族のサポートがあってこその合格です。感謝しかありません。
【スタディングの活用方法】
何年も勉強していますが、毎年必ず講義の最初からすべて視聴しました。
オリジナルの図形やイラストなどで分かりやすく解説してくださるのも助かりました。
予算の問題で公式テキストを購入することができず、市販の薄いテキストに書き込みをしていましたが、購入できるならした方が効率的に学習できると思います。
忘れた頃に出てくる自分に合わせた問題も良かったです。
直前期まではほぼ毎日100問解いていました(笑)
スタディングの皆様ありがとうございました!!
みかりさん
社会保険労務士
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