エピソード記憶
学生の頃の「試験勉強」のイメージというと、一夜漬けなどの「丸暗記」を思いうかべる方もいるかもしれません。しかし、歳を経るごとに、こういった丸暗記の能力は下がってきます。
では「年齢が上がると、記憶力が下がる」のかというと、必ずしもそうではありません。実は、記憶力には「丸暗記」だけでなく、別の能力もあります。心理学では「エピソード記憶」と呼ばれている記憶です。
「エピソード記憶」は、内容や仕組みをイメージしたり、出来事やストーリーとして覚える能力です。こういった能力は、若い頃よりもむしろある程度歳を取った方が発達してきます。
また、記憶というと、一般的に法律などの「言葉」や年号などの「数字」を覚えるものという印象が強いかもしれませんが、書いてある言葉や数字を覚えるのは意外と難しいものです。それよりも、図や動画などの「視覚的感覚」、話し言葉などの「聴覚的感覚」、練習を繰り返すなどの「身体的感覚」を組み合わせ、できるだけ五感を使って覚える方が忘れにくくなります。
スタディングでは
スタディングでは、こういった「エピソード記憶」「五感を使った記憶」をフルに活用します。
ビデオ講座では、文章にすると複雑な概念を、わかりやすい視覚的イメージに置き換えて、音声によって聴覚的に説明します。視覚と聴覚の両方の刺激によって、単にテキストを読むよりも忘れにくくなります。また、問題練習をすぐに行うことにより、「身体的感覚」も使って、記憶をより定着させます。
また、講座の中では、具体例、全体の体系化・整理、既存の知識との関係などを、わかりやすく説明しています。
こうすることで、新しい知識が、脳の中で、様々な感覚や他の知識と結びついて記憶されます。脳の中では、「記憶」するには、脳細胞の間のつながりができることが必要です。また、「思い出す」場合には、脳細胞の間のつながりに沿って、記憶を引っ張り出す必要があります。つまり、知識の間のつながりを多くすることで、記憶が思い出せる可能性が高まるのです。
本メソッドを実現するスタディングの特長・機能
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視覚イメージを活用
ビデオ講座では、文章にすると複雑な概念を、わかりやすい視覚的イメージに置き換えて、音声によって聴覚的に説明します。視覚と聴覚の両方の刺激によって、単にテキストを読むよりも忘れにくくなります。
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身体的感覚を活用
問題練習をすぐに行うことにより、「身体的感覚」も使って、記憶をより定着させる。
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知識の体系化
講座の中では、具体例、全体の体系化・整理、既存の知識との関係などを、わかりやすく説明している。新しい知識の周辺に、様々なつながりができるため、丸暗記に比べて忘れにくい。
次のメソッド
3.得点に結びつくことから勉強する|4.スキマ時間を生かして勉強する