1級建築士試験 過去問解説 -施工-仮設工事【平成27年No.5】

建築士試験ピックアップ過去問解説

問題

 仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。


  1. 工事用の資機材を搬出入するために設ける床の仮設用の開口について、構造的な補強方法や工事完了後の復旧方法等を確認するために仮設工事計画書を作成させた。
  2. 建築物の高さと位置の基準となるベンチマークについては、工事中に移動のおそれのない新設したコンクリート杭及び前面道路の2箇所に設け、相互に確認できる位置にあることを確認した。
  3. 工事現場の周囲へ高さ3.0mの仮囲いの設置に当たり、現場ゲートや通用口は通行人の交通の妨げにならない位置とし、交通誘導員の配置をさせる等、安全に配慮するよう助言した。
  4. 遣方の検査において使用する鋼製巻尺については、テープ合わせを省略できるよう、検査用に購入した新品の日本工業規格(JIS)1級のものを使用させた。

解答・解説

解答:4


  1. 工事用資材を搬出入するために床に仮設用の開口を設ける場合、構造的な補強方法、仕上げ材の養生方法、工事完了後の復旧方法等についての「仮設工事計画書」を作成し、監理者の承認を受ける。

  2. ベンチマークは、建築物の高さと位置の基準となるもので、工事中に移動のおそれのない新設したコンクリート杭及び前面道路に2箇所以上設け、相互に確認を行う。

  3. 工事現場周囲の仮囲いは、高さ1.8m以上とし、通用口は通行人の交通の妨げにならない位置とし、監視員及び誘導員を配置し、安全に配慮する。
  4. ×
    遣方に使用する検査用の鋼製巻尺は、現場の基準巻尺とし、日本工業規格(JIS)1級のものを使用する。工事着手前にテープ合わせを行い、同じ精度の巻尺を2本用意し、1本を基準巻尺として保管する。

→ 上記の講座が含まれる「1級建築士学科・製図総合コース」はこちらから


ピックアップ過去問一覧

今から始める方への おすすめコース

スタディング 建築士講座

1級建築士学科・製図総合コース[2025年合格目標]

一括 99,000円

分割例 月々 8,500円 × 12から

学科対策から製図対策まで学べるコースです。過去問分析に基づいた、合格に必要な要素や得点に結びつきやすい要素を中心に組み込んだカリキュラムです。無駄を省いて効率的に、合格を目指していただけます。当コースの詳細はこちら


今すぐ無料で受講できます!

スタディング 建築士講座

無料講座と短期合格セミナー

スマートフォンやPCから今すぐ、2講座分の『学科講座』と1講座分の『製図講座』がお試しいただけます。動画講座、テキスト、スマート問題集、セレクト過去問集等が含まれております。学習効率がアップする画期的学習システムを是非ご体感ください。
無料講座と短期合格セミナーの詳細はこちら


すべてのコースを見る


建築士のオンライン講座を、今すぐ無料でお試しできます!
豪華4大特典をご紹介!

お申込み後すぐに受講が試せる!
自動契約・更新はありません
無料登録はこちら!