解答:4
1.〇
地震力を算定する場合に用いる鉄骨構造の建築物の設計用一次固有周期(単位 秒)は、記述の通り、建築物の高さ(単位 m)に0.03を乗じて算出することができる。
鉄骨構造の建築物の設計用一次固有周期T(単位 秒)は、建築物の高さh(単位 m)に0.03を乗じて算出する。
T=h(0.02+0.01α)で計算され、鉄骨構造ではα=1のため、設問の通り、高さhに0.03を乗じて算出する。
2.〇
記述の通り、建築物の保有水平耐力を算定する場合、炭素鋼の構造用鋼材のうち、日本工業規格(JIS)に定めるものについては、材料強度の基準強度を1.1倍まで割増しすることができる。
保有水平耐力の算定において、JIS規格品の鋼材を使用する場合、告示により、「材料強度の基準強度を1.1倍以下の割増し」が認められている。
3.〇
水平力を受ける鉄筋コンクリート構造の柱は、記述の通り、軸方向圧縮力が大きくなるほど、変形能力が小さくなる。
水平力を受ける鉄筋コンクリート構造の柱は、軸方向圧縮力が大きいほど、圧縮側の破壊により急激な耐力低下を生じ、靭性すなわち変形能力は小さくなる。
4.×
曲げ降伏型の「ラーメン」と、せん断破壊型の「耐力壁」の保有水平耐力は、変形性能が大きく異なる。
これらの混構造では、「耐力壁」が先に終局に達し耐力が低下する。そのため、「ラーメン」と「耐力壁」の終局時の水平せん断力の和とできない。
よって、記述内容は「不適当」である。
1級建築士学科・製図総合コース[2025年合格目標]
一括 99,000円
分割例 月々 8,500円 × 12回から 学科対策から製図対策まで学べるコースです。過去問分析に基づいた、合格に必要な要素や得点に結びつきやすい要素を中心に組み込んだカリキュラムです。無駄を省いて効率的に、合格を目指していただけます。当コースの詳細はこちら |
無料講座と短期合格セミナー
スマートフォンやPCから今すぐ、2講座分の『学科講座』と1講座分の『製図講座』がお試しいただけます。動画講座、テキスト、スマート問題集、セレクト過去問集等が含まれております。学習効率がアップする画期的学習システムを是非ご体感ください。 無料講座と短期合格セミナーの詳細はこちら |
すべてのコースを見る |