1級建築士試験 過去問解説 -構造-建築構造用鋼材【2013(H25)年 No.29】

問題

 建築構造用鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。


  1. 熱間圧延鋼材の強度は、圧延方向(L方向)や圧延方向に直角な方向(C方向)に比べ、板厚方向(Z方向)は小さい傾向がある。
  2. 建築構造用圧廷鋼材(SN材)には、A、B、Cの三つの鋼種があるが、いずれもシャルピー吸収エネルギーの規定値がある。
  3. (―社)日本鉄鋼連盟製品規定「建築構造用冷間ロール成形角形鋼管」に適合するBCR295材の降伏点又は耐力の下限値は、295N/mm2である。
  4. 建築構造用ステンレス鋼材SUS304Aは、降伏点が明確ではないので、0.1%オフセット耐力を基に基準強度を定めている。

解答・解説

解答:2

1.〇

熱間圧延鋼材の強度は、記述の通り、圧延方向(L方向)や圧延方向に直角な方向(C方向)に比べ、板厚方向(Z方向)は小さい傾向がある。

熱間圧延鋼材の強度は、不純物などが圧延方向に延ばされて存在するので、圧延方向(L方向)や圧延方向に直角方向(C方向)に比べ、板厚方向(Z方向)は小さくなる傾向がある。

2.×

SN材A種においては、シャルピー吸収エネルギー値が規定されていない

よって、記述内容は「不適当」である。

3.〇

(―社)日本鉄鋼連盟製品規定「建築構造用冷間ロール成形角形鋼管」に適合するBCR295材の降伏点又は耐力の下限値は、記述の通り、295N/mm2である。

数値は、そのまま覚えましょう。

4.〇

建築構造用ステンレス鋼材SUS304Aは、記述の通り、降伏点が明確ではないので、0.1%オフセット耐力を基に基準強度を定めている

降伏点が明確でない材料は、0.2%オフセット耐力を降伏点の代わりに用いる
0.2%オフセット耐力とは、残留ひずみが0.2%となる点の応力度である。構造用ステンレス鋼材(SUS304A)では、0.2%オフセット耐力では弾性係数が大きく低下するので、0.1%オフセット耐力を基に基準強度を定めている

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