解答:1
1.×
高齢者や視覚障がい者等が利用する病院などの施設の階段は、階段の段鼻に設けた滑止めと踏面を類似の色のものにすると、認識がしづらいため危険である。
よって、記述内容は「不適当」となる。
高齢者や視覚障がい者等が階段の段鼻を認識しやすいように、色彩や明度差を大きく変えることが望ましい。
輝度比が「1.5~2.0以上」となるのが望ましい。
階段は建物の中でも特に「危険なエリア」のため、階段を踏み外したり、転倒を防止することに注意を払う必要がある。
2.〇
聴覚障がい者への配慮として、聴覚障がい者はブザー音を認知できないため、エレベーターの乗降口から見える位置に、文字により定員超過が確認できる過負荷表示灯を設けることは適切である。
適切な設置場所としては、「かごの出入口扉枠の上部」や「かごの正面壁」など、見やすい位置に設置するのが望ましい。
3.〇
授乳室の扉はスライド式が操作しやすく、前室である共用スペースには哺乳瓶による授乳のための椅子を設置し、母乳による授乳スペースには目隠しのカーテンで仕切ることが望ましい。
公共性の高い施設の授乳室は、扉の開閉時の衝突を回避でき、ベビーカーで出入りしやすく操作のしやすい「スライド式扉」とするのが適切である。
4.〇
視覚障がい者への配慮として、腰掛け便座の便器洗浄ボタンは、見つけやすいようにペーパーホルダーの直上に設けることは適切である。
公共のトイレでは、「腰掛便器の操作部分(洗浄ボタンや呼び出しボタン)」と「紙巻き器の位置と色」などについて、JIS規格に定められている。すべて左右どちらかの壁面にまとめて設置する。
視覚障がい者への配慮として、便器洗浄ボタンは紙巻き器の直上とし「見つけやすく」することと、便座に座った姿勢や立っている時等、どのような姿勢でも押しやすい位置に設けることが大切である。
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