看護師国家試験では、試験の質や難易度を一定に保つことを目的として、平成16年度から過去問プール制が導入されています。
過去問プール制とは、以前に出題された問題をそのまま出題するか、あるいは過去に出題された問題を改変することで繰り返し出題する出題方法のことです。
つまり、「過去問を繰り返し解くことで、合格に必要な知識を繰り返し確認できる」ということです。
ミスをした問題は、自分がまだうまく理解できていない科目や効率的な解き方が身に付いていない学習項目です。初回の得点やできなかったことにこだわるのではなく、すぐに解答・解説の理解に取り掛かりましょう。
解説を読んで理解していなかった項目があれば、その場ですぐに知識を吸収する。そして、次に同様の問題が出たときに解けるようにすれば良いのです。
●過去問は解き方を覚える教材だ
短期間で合格した人は、基本講座(インプット)の受講後にすぐ問題演習(アウトプット)を行っています。インプットの後にすぐアウトプットを行うことで、自ら問題を解く力が身につくのです。問題を解いた後にすぐ解答・解説で復習することにより、解き方を覚えてしまう人は短期合格に近いといえます。
ところが、なかなか合格できない人は、多くの場合、なかなかアウトプットに進まず、インプットにこだわってしまいます。
実際のところ、本試験までに1回程度しか問題演習を行わず、「問題の解き方が身につかなかった。」という人や「状況設定問題を解くのに時間がかかってしまい、途中までしか終わらなかった。」という人も多いようです。 また、アウトプットの後に復習をしっかり行わず、自己流の解き方にこだわってしまう人や、アウトプットの量が少ない人も短期合格は難しいでしょう。
スタディング 看護師国家試験講座では、基本講座の後にスマート問題集を設けています。
スマート問題集では、実際に過去出題された必修問題、または必修問題に準じた問題が出題され、一般問題や状況設定問題でも出題される可能性のある重要なテーマについて学習することができます。
また、スマート問題集は3つのモードで解くことができます。
「練習モード」では、問題に答えた直後に正解・解説が表示されます。分からない問題は、すぐに正解と解説を見て、解き方を覚えるのがおすすめです。解説はわかりやすく丁寧に記載されているため、これを読んで理解することが解答力アップにつながります。
「復習モード」では、一度「練習モード」で解いた後で、前回間違った問題や、「要復習」に印をつけた問題だけが出題されます。復習モードを繰り返すことで、間違った問題や理解不足の問題をつぶしていけます。
「本番モード」では、本番試験と同じように、全問を制限時間内に解く練習ができます。最後の段階での実力チェックや仕上げにお勧めです。