【2級合格】
FP技能検定の受検は、金融全般についての知識を習得するための手段であり、試験に合格することがゴールではなく、あくまでも一つのステップにすぎないと考えていました。
FP技能検定の受検は、金融全般についての知識を習得するための手段であり、試験に合格することがゴールではなく、あくまでも一つのステップにすぎないと考えていました。そのため、試験に合格するためだけの制度や数値の丸暗記はなるべく避け、なぜそうなっているのか、理由や背景なども学び、今後の生活に活かせるレベル、他人に説明できるレベルまで知識を習得したいと考えていました。
5月の3級試験終了後、すぐに2級試験の準備を開始しました。まず、過去に実施された2級の学科試験に挑戦し、その時点での知識でどこまで通用するのかを試してみたところ、正答率は55%で合格基準を下回っており、合格するためにはより広く、より深い知識の習得が必要であることを認識しました。
スタディングの教材は3級・2級のセットを購入していたので、3級の合格発表を待たず、2級の教材での学習を開始したのですが、以下の点について強い不安を感じました。
(3級の教材でも感じていたこと)
① 講義では基本的な内容だけなので、試験の範囲が全く網羅できていない。講義の内容を全て記憶したとしても、試験どころか、スマート問題集すら解けない。
② 講義では、制度や数値など、ただスライドを読み上げているだけで、記憶に残らない。文言の丸暗記を勧めているだけで、なぜそういう制度になっているのか、背景や他の制度との関係などについて説明されていない。これでは応用が効かない。
③ 講義とテキストで説明の順番や表現に差異が多く、講義の内容がテキストに記載されていないこともあり、教材の整合性がとれていないため、使いにくい。
(2級の教材で感じたこと)
① 3級の教材からの流用が多過ぎる。3級よりも広く、深い内容まで踏み込んでおらず、単なる復習になっている箇所が多過ぎる。
② 2級の試験は4択なのに、スマート問題集は4択になっていない。問題数も各セクション15問しかないのは少な過ぎる。
このことから、スタディングの教材だけでは2級の合格は困難であり、金融全般についての知識習得についても繋がらないと感じ、他の教材との併用が必要と判断しました。
そのため、スタディングでの学習は約1ヶ月で完了させ、7月中旬からはFP2級・1級受検者向けに作成されたインターネットの解説動画を中心に学習しました。(この解説動画では、テキストを読み上げるだけの講義ではなく、なぜそういう制度になっているのか、背景や他の制度との関係などについても説明されていたので、資格取得だけではなく、その後の活動にも活かせる幅広い知識が習得できました。)
また、市販のテキストや問題集も購入しましたが、3級との違いが明確に記載されており、3級よりも広く、深い内容まで踏み込んでいて、テキストと問題集も連携されていたので、スタディングの教材での不安材料を補うことができました。
試験の2週間前からは、実際の過去問題や他社の予想模試にも挑戦してみましたが、制限時間内に解答することができず、3級との難易度の違いを痛感しました。
解答時間を短縮するためには、学科試験では4択の形式に慣れること、実技試験では頻出の計算問題を繰り返し解くことが重要だと感じましたが、スタディングの教材では物足りなかったため、直前の試験対策は他社の教材を使用しました。
以上の結果、学科試験は60点中46点、実技試験は100点中78点で合格することができましたが、スタディングの教材だけでは合格はできなかったと思います。