2023/06/08
スタディングの必須やⅢの問題には、同じテーマでAとBの問題があります。
例えば必須問題8は、BCPを題意にした問題です。
その中で前文は、AもBも全く同じです。
Bの場合
上記の中で1と3の問題文を見て下さい。
Aの場合は
活用できるような体制を構築するための課題を抽出し分析せよ。
新たに生じうるリスクとそれへの対策について専門技術を踏まえて述べよ。
Bの場合は
活用できるような体制を構築するための課題を抽出し、その内容を観点と共に示せ。
新たに生じる波及効果と、新たな懸案事項への対応策について専門技術を踏まえて示せ。
上記の通りです。
Aの問題は、観点を明記せよとか、観点と共に示せとなっていないのです。
しかし、Aの問題を選んで、観点を解答に入れる人はとても多いです。
Aの問題に対し、
Aの問題は観点を明記せよとなっていません。
観点は求めていないのです。
観点を求めているのは、Bの問題です。
求められていないのに、観点を書くのはミスを誘発する恐れがあります。
明記せよとあれば、必ず書かなければなりませんが、求められていないのに観点を書くのは止めた方が良いと思います。
要するに、読み手が「この観点でこの課題?」と疑問を持った場合、減点対象になるからです。
上記の注意を促すと、
「多面的な観点から」と書いてあると、反論するかたもいます。
しかし、多面的な観点から観点を抽出し分析せよとあるだけで、観点を明記せよではありません。
なので、問題文に「観点を書け」というような要求が無い場合は、観点を書かないことをお勧めします。
そもそも、令和2年頃から、観点を書けと要求するようになったので、その前は、多面的な観点から課題を抽出し分析と要求されて、
「~~の観点から」と解答する人はいませんでした。
注意して欲しいのは、問題文の要求通りに答えるということです。
まず、そこを重視して下さい。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
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