【技術士二次試験】ラストスパート2

2021/07/01

ラストスパート2

いよいよ、あと10日で試験です。
もう一度書きますが、体内時計は試験時間帯に合せて下さい。
もう、夜遅くまで勉強するのは無しです。
試験で使えるデータをもう一度整理して下さい。
それぞれの専門分野で異なるはずです。

メインテーマとして、
環境問題
防災問題
人口減少
高齢化
夏や冬の電力不足
この辺りは詳細なデータを含めてお温習いして下さい。

経済産業省は

●今冬の電力需給逼迫状況においては、電力需要増に加え、LNG在庫量低下によるLNG火力の稼働制約、その他供給力の低下等の複合的要因が重なった。
●今後、検証を通じて、対処すべき課題の整理・対応策を検討していく。

上記のように発表しています。

主要な課題は
●再エネの導入拡大に伴い、調整力としての火力の重要性が増し、特にLNG火力への依存度が増大。経済効率性の観点から、LNG在庫の余剰分が各社で適正化され、変動再エネも導入拡大する中で、kWが確保されていてもkWhが不足するリスクが増大。こうした背景の下、今冬の需給逼迫により以下の課題が顕在化。
  ▶kWhを評価する仕組みの不足により、事前に需給状況の予測や必要な燃料確保ができないこと【予防対策】
  ▶kWh逼迫時における情報発信や電力・燃料に係る事業者間連携、需要側対策等の環境整備が不足していること【警戒時・緊急時対策】
●また、中長期的には、カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素電源の導入拡大や化石火力の依存度低減が見込まれる中でも、地域間連系線等の整備により広域的な調整力融通を強化しながら、安定供給確保のために必要な調整力・慣性力といった役割を持つ火力について、段階的に脱炭素化を図りつつ、適切な火力ポートフォリオを構築しながら確保することが課題。【構造的対策】

上記の通りです。

最後です。

待ち遠しいと思っている方、もう試験かと思っている方、色々でしょう。
シェイクスピアはマクベスにこんなセリフを吐かせています。
「どうともなれ、どんな大あらしの日でも、時間はたつ」(第一幕第3場)
マクベスはシェイクスピアの四大悲劇の一つとして、『ハムレット』『リア王』『オセロー』と並び称されています。
その中で、一番最後に書かれたものと言われています。
まあ、有名なお芝居なのでご存知の方も多いでしょう。
もし、ご存知で無い方がいたら、試験の後読んで下さい。
技術者倫理を理解するために役立つはずです。

No Image 匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。