口頭試験の内容が見えて来た
技術士会が公開している、口頭試験の評価項目は
(2) 口頭試験
① 口頭試験は、筆記試験の合格者に対してのみ行う。
② 口頭試験は、技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における答案(総合技術監理部門を除く技術部門については、「選択科目」についての問題解決能力・課題遂行能力に関するものを問うもの)及び業務経歴を踏まえ実施するものとし、筆記試験の繰り返しにならないよう留意する。
③ 試問事項及び試問時間は、次のとおりとする。なお、試問時間を10分程度延長することを可能とするなど受験者の能力を十分確認できるよう留意する。
また、総合技術監理部門は別にして
(総合技術監理部門を除く技術部門)
試 問 事 項
Ⅰ 技術士としての実務能力
Ⅱ 技術士としての適格
試問時間は20分です。(上記の通り10分程度の延長はあり)
ここで重要なのは、
一般部門にフォーカスすると
② 口頭試験は、技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における答案及び業務経歴を踏まえ実施するものとし、筆記試験の繰り返しにならないよう留意する。
つまり、筆記試験の内容から質問されるということです。
しかも、「技術士としての実務能力」を問うのですから、要するに応用能力と問題解決能力、そして、課題遂行能力を問うはずです。
専門知識は口頭試験でそれほど問われないでしょう。そうしないと「筆記試験の繰り返しにならないよう留意する」部分に反するからです。
解答の再現が出来ている人は、挙げた課題、解決策、リスクを見直して下さい。
他にありませんか?
特にリスクの見方は様々です。
また、課題やリスクは多様な視点から見ていますか?
もちろん、あなたの解答は「A」評価になっているはずです。
ですから、合格点を取った解答です。
また、試験委員は筆記の試験の解答を評価してくれた人が担当するということなので、あなたの解答にAを付けた人が質問します。
あなたは、どんな考えで課題を挙げ、どんな考えを元に解決策を複数挙げましたか?
そして、リスクはこれしかありませんか?
そんなことを質問されると予測しています。
まだ、時間のある方は、もう一度再現解答を見直して下さい。
そして、しっかり考えを深めて下さい。
口頭試験で役に立つはずです。