令和元年度筆記試験の振り返り

少し以前の話になりますが、10/29(火)に筆記試験の結果が発表になりました。
まだ、筆記試験だけですが合格率は少し高いと思います。

2019/11/21

口頭試験の頻出問題2


令和元年度筆記試験の振り返り

ただ、試験内容が変わっていますから、筆記の成績が上がらなかった人は、その辺で対応出来なかったようです。
特に目に付いた部分を説明しましょう。

例えば
機械部門:設計科目のⅢ-1の問題です。
1)介護機器の開発・設計・導入・普及に関して,具体的な介護機器の例を1つ挙げ、機械設計の技術者としての立場で、多面的な観点から課題を抽出し分析せよ
2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を 1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
3)解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

設問はどの科目でも似ていますが、設問1で「課題を挙げよ」となっている問題と「課題を抽出し分析せよ」になっている場合があります。
これで、B評価になっている人は、「分析」が出来ていません。
設問1での分析結果から、設問2で言う所の「最も重要と考える課題」が決まるのです。
昨年までは、単に重要と考える理由を書けば良かったのですが、令和元年からの試験では、理由を書くだけではA評価になりません。
複数挙げた課題をしっかり「分析」して下さい。

ちなみに、電気電子部門:電気設備のⅢ-1でも同じです。
1)技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し分析せよ
2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。
3)解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

ですから、必ず挙げた課題を分析して、重要な課題であることをしっかり説明して下さい。
ほとんどの科目で同じように「課題を抽出し分析せよ」となっています。
Ⅲの問題で躓いた人は、ほとんどここでミスしています。

他の問題に関しては、またの機会にご説明します。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。