事実を確認する2
「はじめに」「背景」「概要」、あるいは、「おわりに」「まとめ」「結論」と入れる方は多いのですが、どれも必要最低限にして下さい。ハッキリ言って評価対象ではありません。
ただ、特殊な業務を元に解答を作成する場合、どうしても背景の説明が必要な場合もあります。そのときは、簡単に説明して下さい。
あくまで必要最低限です。
目安としては
必須論文、Ⅲの問題は3枚で解答します。
この場合、最大で5行までと思って下さい。
Ⅱ-2は、2枚解答です。
この場合、2~3行までが限界です。
そして、専門知識の問題であるⅡ-1は、ゼロにして下さい。
これは、「終わりに」も同じです。
ただし、「はじめに」を5行、「まとめ」を5行では、合計10行になります。
これは止めた方が良いと思います。
とくに、「終わりに」の中で
「日本の経済発展に尽くす所存である」と決意表明を入れる方がいますが、これも不要です。
あなたの決意を信じて加点してくれる試験委員はいないと思います。
もう一つ、最後の空行です。
これもゼロが望ましいのですが、最大で上の行数を参考にして下さい。
2枚解答の用紙で1.5枚しか記入されていない解答をみたことがあります。
普通に考えて下さい。
他の人がびっしり書き込んでいます。その中で一人だけ1.5枚しか記入していません。
比べれば、どちらが知識と文章力・作文力があるのか、一目で分ってしまいます。
特に専門知識の問題では、知識がないから書けないと判断されます。
そんな判断をされないようにして下さい。
そろそろ、解答時間も意識して下さい。
正直言うと、試験本番と同じように解答した方が良いと思います。
6月には模擬試験を開催しますが、毎年数名、解答を完成させることができない人がいます。
A-やA評価を取っている人でもそんな方がいます。
伺うと、「普段は、時間を気にしないで解答しています」と答えられます。
1月や2月の頃はそれで良いのですが、5月になったら時間通りに解答して下さい。
それで、時間切れになったら、そこで線を引いて、その後、最後まで完成させて下さい。
どこで、時間切れになったのか分ると思います。
当然ですが、どんなに良い解答でも完成していなければ評価されません。
試験本番では時間の他に、緊張感もあります。
普段よりも、マイナスに作用する要因が揃っています。
事前に、十分考えて対策しましょう。