口頭試験の頻出問題13
もやもやした、気持ちは苦しいものですが、皆さん同じです。
ここは、我慢するしかありません。
大雑把に言って、口頭試験で不合格になる人は15%程度。
部門によっては25%近く落ちる場合もあります。
楽観的な予想をすれば、今年は筆記試験が厳しかったので、口頭試験は少し甘くなるかもしれません。とは言え、全員合格とはなりません。
口頭試験で不合格になる人の50%は業務の詳細に原因があります。
とは言え、これは提出済みです。
しかし、今、読み返して問題があると思うなら、フォローが可能です。
口頭試験の際に、「提出時はこれで良いと思いましたが、今読むと分かり難いとこころがあります。口頭で詳細に説明いたします」と一言断って下さい。
技術士には、継続的な研鑽の義務があります。
申込書は4月に提出、筆記試験は7月末、口頭試験は12月です。
数ヶ月毎ですが、あなたは継続的な研鑽によって成長していなければなりません。
今のあなたから見れば、申込書を提出したときのあなたは、半年分未熟なのです。
大袈裟に伝える必要はありませんが、そこはしっかり伝えて下さい。
これまでの受験者さんで、業務の詳細に書いたことに間違いを見つけ、口頭試験の説明で修正した人がいます。試験委員は認めてくれたそうです。
口頭試験の試験委員の中には直近のトピックスから質問を出す人もいます。
新聞などで科学技術や事故、企業の不祥事などに関わるニュースは見逃さないで下さい。
正直、何を訊かれるか分りません。
三義務二責務も、最近は単純に「言って下さい」ではなく、意味を訊いたり、どれが最も重要ですか? などと質問することもあります。
ただ、言うだけなら覚えれば答えられます。暗記すれば良いのです。
しかし、どれが最も重要ですか? と質問されたら、普段そんなことは考えていませんから答えられないでしょう。どれが、重要ということはありません。理由をしっかり説明できれば良いのです。
はぐらかしや、あいまいな解答は減点です。
明確に正確に答えるようにして下さい。
合格すれば専門の部門を名乗る技術士です、専門家が自分の専門分野のことを訊かれてはぐらかす様では信用を失います。
専門家として認めて貰うために、ハッキリと解答して下さい。