2018/11/22
前回は、話し方に関してご説明しました。
図で分かるとおり、背もたれに背中を付けない方が綺麗に見えます。
まれに、リラックスしすぎる人がいて、のけぞって座る人がいますが、絶対に不可です。
それと、足は上記のように真っ直ぐにして下さい。
これも、ときどき椅子の下に入るほど、引いている方がいます。
膝は上記の通り90度です。
足は、肩幅ぐらいに開いて構いませんが、膝を開くのは止めましょう。
また、手は膝の上です。
ただし、話すときに多少(大袈裟ではなく)手を動かしてジェスチャーが入るのは問題ありません。
口頭試験では、試験委員との距離が2~3メートルです。
試験委員の前に机はありますが、受験者の前には、何もありません。
ですから、あなたの全身が丸見えです。
答えにくい質問が来ると、足がそわそわする人がいますが、それは一目で分ります。
注意して下さい。試験委員に対して、自分の不利な状況を教えるようなものです。
また、説明に熱心になるあまり、前傾姿勢になったりすることもあります。
これは、熱意の表れですから多少は良いのですが、あまり強烈な前傾姿勢は不可です。
エンジニアですから、何時でも冷静に熱意は心の中に留めるつもりで話をして下さい。
いずれにしても、自分で気がつかないうちに日頃の癖が出てしまうこともあります。
克服するには練習しかありません。
自分がどのように座り、どのような態度で話をするのか、ぜひビデオで撮って確認して下さい。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。