口頭試験の頻出問題10

口頭試験の対策として模擬試験を行うことがあります。

2018/11/15

口頭試験の頻出問題10

要するに、試験委員の代わりとなって、受講者に様々な質問をします。

このとき、試験を受ける側で重要な要素に

話し方
態度
表情
服装

などがあります。

今回は、話し方を説明しますが、順番に上記の4つをご説明します。

これは、専門知識や応用能力と言った、試験で評価される項目ではありません。
しかし、合格するためには重要な要素です。

と言って、立て板に水、爽やかな弁舌だと合格すると言っているのではありません。
朴訥とした話し方でも良いのです。
ゆっくり、一語一語話しても問題はありません。
ただ、明確にハッキリ話して下さい。
小さい声は不可です。

ときどき、「私は声が小さいのですが、それはいけませんか?」と質問する方がいます。
喉の病気か何かであれば、仕方がないのですがそうではない場合、小さい声しか出ないということは無いはずです。
甘えてはいけません。

技術士になろうと決めたのは自分です。大きな声と言っても叫ぶような声のことではありません。
3メートル程度の距離でハッキリ聴き取れる声の大きさです。
騒音はありません。
その程度の声が出せず、「私は声が小さいので・・・」と甘えるのであれば、技術士試験を受けない方が良いと思います。

繰返しますが、アナウンサーや講演講師のように話せと言うのではありません。
騒音のない、静かな部屋で3メートル先の試験委員が明確に聴き取れる程度の声で十分なのです。その程度の声で話せるように練習しましょう。

また、これも話し方の一つですが、語尾に注意して下さい。
はぐらかしと受け取られるような語尾は厳禁です。

「~~ではないかと思います」

「~~だったと思います」

「~~となるのではないでしょうか?」

特に、3つ目は修飾疑問形と言われる語尾ですが、文章で余韻を持たせる文学作品でしか使えません。

口頭試験の解答は、自信がなくても自信を持って明確に言い切って下さい。


また、話のはじめに

「ご存知とは思いますが~~」

「周知のとおり~~」

「あくまで一般論ですが~~」

と言った予防線を張るのも厳禁です。

これは、間違えた時の言い訳を先に言っているのです。
質問には、答えだけを、あなたの考える答えだけを簡潔に述べて下さい。
それが、あなたの印象を良くします。

話し方は、日頃の癖でうっかり出ることもあります。

克服するには、練習しかありません。

一度で満足せず、繰返し練習して、試験に挑んで下さい。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。