2018/08/16
昨年の話ですが、8/15だと思って不合格と諦めていた方から、30年度の講座申込みがありました。
ところが、11月になって、合格していたので口頭試験講座と30年度の総監講座に切替えて欲しいと言う連絡があったのです。
また、もし口頭試験がダメなら、そのまま一般部門の講座を受けたいという話でした。
しかし、本人は筆記試験に落ちたつもりでしたから、11月まで口頭試験の準備を全くしていませんでした。
結局、口頭試験ではまともな解答ができず、30年度の筆記試験講座を受けることになったのです。
択一の解答を間違えるのは希な例ですが毎年いますから、全体で見ると22,000人の受験者で100~200人はいるのかもしれません。
ちなみに、私の講座では100名中3名から「問題番号を書き忘れました」と連絡がありました。
これは、その問題に関して「0点」です。
受験番号の書き忘れも同じです。
驚くのは、模擬試験でも同じように忘れてしまう方がいると言うことです。
緊張感、焦り、試験会場の雰囲気、これらに弱い人はいます。
自分が本番のプレッシャーに強い方か弱い方かもう一度良く考えてください。
ところで、口頭試験の準備ですが9月になったら始めましょう。
先ずは、申込み書と業務の詳細を引っ張り出して読み込んでください。
だいぶ忘れているはずです。
それで良いのです。
自分の文書を他人の目で読むことが出来るはずです。
そして、業務の詳細に書いた文章の行間を説明するように新たな原稿を書いて下さい。
言ってみればスピーチ原稿です。
長さは、3分程度で話せる長さです。
文字数だと800~900文字程度でしょうか?
書き上げたら、音読して録音しましょう。
それを自分で聴くのです。
分かり難いところは修正しましょう。
これをPDCAで繰り返すことで良くなるはずです。 何度も繰り返して下さい。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。