キーワードの集め方

キーワードの収集範囲は、自分の専門分野はもちろん、その周辺からも集めて下さい。

2018/03/15

キーワードの集め方

論文試験で使うと思われるキーワードは、過去の択一試験問題とⅡ-1論文試験から集めます。
日頃のご自分の業務に照らし合わせれば、重要な用語、頻出する用語は何となく分かると思います。
キーワードの収集範囲は、自分の専門分野はもちろん、その周辺からも集めて下さい。

たとえば、私の場合は機械部門で専門科目は「加工・ファクトリーオートメーション及び産業機械」です。
したがって、機械加工やファクトリーオートメーションに関連するキーワードは当然集めますが、
その他にエネルギー、精密機械、材料力学、設計等からもキーワードを探します。

また、技術士会のサイトから択一試験、論文試験の過去問をダウンロードしてキーワードを探し出して下さい。
目標は200個です。

自分が明確に理解していると思うキーワードは除外して構いません。
また、技術士試験を受ける方は真面目なエンジニアばかりなので(私は違いますが)300も400も集める方がいます。

もちろん、時間が有って試験に間に合うならそれでも良いのですがおそらく無理です。
一つのキーワードに300文字で解説を作ろうとすると、1日5個くらいしかできません。
5個のキーワードで1500文字です。
私が毎週書いているこのコラムは1,000~1,200文字です。
キーワード解説だと3~4個分です。調べながら書いていたら2~3時間掛かります。

それぞれの、キーワードを300文字で解説して下さい(厳密に300文字にこだわる必要はありません。250~350文字程度を目安にすればよいでしょう)。
これは、択一試験の対策にもなります。
日頃何気なく使っている専門用語の正確な定義を確認することができるからです。

また、長い文章を書くのが苦手な方にとっては、作文の練習にもなります。
論文試験の解答用紙は600字詰めです。
300文字は、解答用紙半分の長さです。
先ずは、300文字前後の長さに慣れてしまうことです。

一つの文章は70文字以下、できれば50文字までで句点「。」を打つようにしてください。
また当然ですが、キーワード解説文を書くときにコピー&ペーストは不可です。

書くと言う作業に慣れるために行うわけですから、コピー&ペーストで良いはずがありません。
絶対不可と心得て下さい。

そのほか、解説文を書く上で注意すべきことは、主語が何であるかを意識することです。
そして主語と述語は極力近づけて下さい。

文章は一文一意、
50文字で黄色信号、70文字で赤信号
と覚えて下さい。

技術士試験の文章は名文である必要はありません。
事実と意見を一文一意で淡々と積み重ねて解答して下さい。

ちなみに上記の文で約1070文字です。
書くのに要した時間は15分です。


匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール

1962年生まれ。北海道函館市出身。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。

次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。

匠習作技術士事務所代表技術士
プロフェッショナルエンジニア養成コンサルタント、医療機器業界転進コンサルタント、医工コーディネーター日本技術士会会員・日本機械学会会員・失敗学会会員、人工知能学会会員、日本医工ものづくりコモンズ会員、日本シャーロックホームズクラブ会員、放送大学大学院在学中

『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。