2018/03/01
今年もあっと言う間に2月が終わりました。
皆さん、試験勉強は進んでいますか?
3月になったら解答時間を明確に意識して解答を作成して下さい。
試験時間内に書き終わらなくても大丈夫です。
しかし、時間は意識して下さい。
何時に問題文を読み始め、何時に書き終わったのか必ず記録するようにして下さい。
試験会場では試験時間を厳密に守って行います。
当然と言えば当然ですが、試験勉強のときもある程度これを意識しないと本番で時間切れになります。
実際に毎年かなりの方が時間切れで涙を飲んでいます。
試験勉強中、課題として毎回素晴しい解答を送って来る方が
「試験本番では時間切れで0.5ページ以上書き残しました、ダメでしょうか?」
とメールを下さったことがあります。
0.5ページ残すと不合格という決りはありません。
しかし、大幅な減点になることは間違いありません。
結果、その方は不合格でした。
時間のタイトなⅡの試験はAでしたが、Ⅲの方は2.5ページ弱の解答でB評価、
不合格です。AとBなら合格する人もいます。
この方は残念ながら平均で60点に満たなかったのでしょう。
Ⅲの問題は課題解決能力を問います。
問題は割と複雑に書かれています。
これは、受験者の読解能力を試す意味もあります。
繰り返しますが、Ⅲの問題は課題解決能力を問う問題です。
課題解決能力とは
課題解決能力=応用能力+問題発見力です。
課題を達成するためには、多くの問題を解決する必要があります。
しかし、リソースは限られていますから、どうでも良い問題に時間と人手を書ける訳にはいきません。
そこで、最も重要な問題を見つける能力が必要です。
ですから、重要な課題・問題点は何か、重要な課題を選択肢解答に入れる時、その理由も書いて下さい。
これを書かない人は多いのですが、極めて重要です。
ですので、解答を書くとき、自分自身に質問して下さい。
「どうしてこの課題が重要なのか?」
「その理由は何か?」
この根拠が明確であればあるほど、あなたの課題解決能力は解答の中に示されるのです。
ぜひ、注意して解答して下さい。
匠 習作(たくみ しゅうさく) プロフィール
1962年生まれ。北海道函館市出身。本名は菊地孝仁。1988年より医療機器メーカーに勤務し、1991年20代で工場長に就任する。2014年までの23年間、医療機器製造工場の生産管理、人材育成、生産技術に携わる。2012年技術士機械部門、総合技術監理部門を同時に合格し、2016年に独立。 次世代のエンジニアを育てるべく、技術士試験対策講座を主催する。日本で初めてグループウェアを使った通信講座であり、分かりやすい解説、講師と受講者1対1を大事にする指導で人気講座となる。また、科学技術全般を、一般の人・子供向けに分かりやすく説明するサイエンスカフェなども自主開催。機械学会・失敗学会では、事故事例の研究などを行い、これも一般の人向けにセミナーなども開催している。 匠習作技術士事務所代表技術士 |
『講師匠習作の技術士応援ブログ』は、スタディング受講者様へお送りしたメールマガジンの内容をウェブ用に一部抜粋・編集して掲載しております。