筆記試験が終ったあと
技術士を目指す人にとっては、夏の一大行事が終った感じでしょうか?
祭りのあとは、なんとなく淋しいものですが、それと同じ感覚になる人も多いようです。
私は、平成23年に機械・総監を併願して機械部門が不合格でした。
総監は受かりましたが専門科目がダメですから総監もダメです。
少しでも早く技術士になりたくて一度に2部門を受けたのですが結局2回目平成24年に併願で合格でした。
23年も24年のときも、筆記試験が終ったとき、試験会場で
「解答用紙を提出して退出して下さい」の声を聞いて無性に淋しかったことを覚えています。
試験勉強は苦しいですが、楽しみも与えてくれます。
私は経歴に書いていませんが、資格を結構持っています
会社員時代、工場長として必要とされた資格は取るしかありません。
危険物取扱者や第一種衛生管理者、その他の作業主任者などは全てそれです。
まあ、どれも難しい試験ではありませんが、甲種危険物などはある程度勉強しないと合格できないかもしれません。
私も2ヶ月準備をして受けました。
他に、IT系の資格は仕事で必要だった訳ではないのですが、自分のスキルを確認するために自分で決めて受けました。
独学で勉強するとどうしても甘くなります。
それを避けて、自分の実力を客観的に評価するため受けました。
MOS
パソコン検定
P検
サーティファイ(ビジネス能力検定)
システムアドミニストレータ等です。
ただし、これらの試験は基本的に暗記と作業スピードだけですから、試験が終って淋しいということはありませんでした。
甲種危険物もそうです。
しかも当時東京で受験するとその日のうちに合否が分かります。
試験を受けた余韻はありませんでした。
技術士試験はそこが違います
4月に申込書を出して、当時は8月に受験して、10月の結果発表を待ちます。
そしてそこで合格ならば、最後の締めくくりに口頭試験があるのです。
まさに「一粒で2度美味しい」試験です。
これを読む皆さんは、先日の試験を受けた方でしょうか?それとも来年の試験を目指す方でしょうか?
実際の業務で難しいプロジェクトを任されるとか、危険な作業を行うとかそう言った緊張感に近いものが技術士試験にはあります。
苦しいから楽しさもあるのです。
もし、これから技術士を目指して勉強を始めるのなら、来年の今頃まであなたは、充実した一年を過ごすことができます。
また、今年上手く行かなかった方は、周囲に対する気恥ずかしさと自分に対する怒りをエネルギーに活動することができるはずです。
そして、今回の試験で手応えがあった方は解答を再現して少し休んで下さい。
8月になったら再起動しましょう。