技術士とは、「法定の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」と定義されています。
科学技術分野での最高位の国家資格であり、高度な応用能力を備えている技術者の称号となっています。技術士法に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し、登録した人だけに与えられます。
現在、建築・上下水道・農業・電気電子・機械・総合技術監理など21の技術部門が設けられており、科学技術の全領域に渡る分野をカバーしているのも技術士の特色といえます。また、各部門はそれぞれ19の部会を作り活動しています(船舶・海洋部門と航空・宇宙部門は同一の部会として、総合技術監理部門は設立されていません)。
資格取得後は主に国・地方公共団体・企業などに所属してその高度な技術を用いて業務を遂行するほか、技術コンサルタント(コンサルティング・エンジニア)として活躍することが期待されます。
技術士は、登録技術者(レジスタード・エンジニア)制であるため、技術士法に基づき、所轄官庁である文部科学省へ登録免許税と登録手数料を添えて氏名等を登録することで、技術士の権利と義務が発生することになります。
個人としてのメリット
法人としてのメリット
様々な場所に活躍できるフィールドがある! 国・地方公共団体・企業などに所属してその高度な技術を用いて業務を遂行するほか、技術コンサルタント(コンサルティング・エンジニア)としての活躍も期待できます。 コンサルタント会社に所属するほか、大学等の教育機関や研究機関に所属して教育や研究を行う、独立して事業を展開する、さらには、専門家派遣等により海外に活躍の場を広げることも可能となっています。 |
他の資格の試験免除がある! 技術士または第二次試験合格者として他の国家資格試験を受ける際に一部または全免除があります(該当技術部門にもよります)。 〈例〉 |
技術士同士のネットワークに参加できる! 約14,000の会員数の日本技術士会に入会することにより、先輩技術士と活動できたり、専門技術部門ごとの交流や情報交換をすることができます。 さらに各種行事や研究のための活動グループに参加し、他部門の会員と異業種交流を行うことも可能となっています。 膨大な実務経験のデータベースにアクセスすることや、異業種コミュニケーションをすることにより、技術の研鑽とデータを常に最新の状態に更新をすることが可能です。 |
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