通勤講座は限られた時間を有効に活用できる学習手段だと思います。
1月に学習を開始して3月に試験。およそ2か月の学習期間でしたが、通勤講座を利用して効率よく合格することができました。
「合格するために一番必要なことは、問題演習をどれだけやるか。アウトプットが重要」ということをいろんな方がおっしゃてますが、そのことに私も異論はありません。
私の勉強スケジュールは
①最初の1か月で必要な知識をすべて詰め込む
②その後、試しに過去の試験を実際の試験時間の中で受験してみる(合格するために、あと何をどれだけ勉強しなければいけないのか把握する)
③残り1か月で問題演習をたくさんやりながら、解答テクニックや合格に向けて足りない知識を補充する。
でした。
①について、1日に1レッスンは必ず受講すると自分にノルマを課して、1カ月で受講し終わりました。実際に通勤講座を始めてわかったことですが、講義やテレビの大画面より、スマートフォンの小さい画面のほうが、集中してみるのでその面でも短期間で集中期に知識をインプットするには適したデバイスだと思いました。そして、通勤講座はスマートフォンで学習するのに最適な画面構成・スライドの文字の大きさが工夫されていると思います。通信講座は内容が優れていている事はもちろんですが、画面の構成やサイトの遷移などユーザビリティーも学習成果に影響してくると思います。通信講座を選ぶ際には自分にとっての使い勝手も検討してください。
②③講座をひととおり終えた後、過去問をやりました。結果この講座でやっていない問題も出題されそうだと感じました。合格には8割以上得点する事が必要ですが、9割以上得点できる実力をつけて試験に望みたいと思ったので、市販のスピード問題集を買って知識を補充しました。
通勤講座に希望をひとつだけつけるとしたら、問題の量を増やしてほしい。「問題演習(アウトプット)が重要」と言いながら、通勤講座で提供されている問題の量だけでは、合格できる気がしませんでした。
出題される全分野について基本的な知識をすでに持っている方は、書店で問題集を買ってきて、いきなり問題演習に取り組んでもよいと思います。
私の場合は著作権については仕事でなんとなく知識はあったのですが、特許・実用新案・意匠についてはほとんど知識はなく。そんな方にとって、この通勤講座は短期間に知識を詰め込むには非常に適した形態だと思いました。
通勤講座は限られた時間を有効に活用できる学習手段だと思います。忙しい社会人の方にぜひ活用していただきたいと思います。