簿記検定の出題は、各級で過去の出題形式が踏襲されていますが、出題される論点は各回で異なります。簿記検定について言えるのは、過去問レベルの問題演習は重要ということです。過去問でよく見かけるパターンの重要問題を解けるようにはしておきましょう。ただ、出題傾向は少しずつ変化していますし、特に簿記2級では時々難問奇問が出題される場合もあります。そのため、同じ過去問を何度も何度も繰り返す必要まではありません。
各種の問題・過去問については、演習の際に解けなかったり、ミスしたりすることを恐れて、なかなか手が付かない人もいるようです。間違えた問題や過去問については、上手く活用すれば全く問題ありません。ミスをした問題は、自分がまだうまく理解できていない分野や効率的な解き方が身に付いていない学習項目です。初回の得点やできなかったことにこだわるのではなく、すぐに解答・解説の理解に取り掛かりましょう。
解説を読んで理解していなかった項目があれば、その場ですぐに知識を吸収する。そして、次に同様の問題が出たときに解けるようにすれば良いのです。
●問題・過去問は解き方を覚える教材だ
短期間で合格した人は、基本講座(インプット)の受講後にすぐ問題演習(アウトプット)を行っています。インプットの後にすぐアウトプットを行うことで、自ら問題を解く力が身につくのです。問題や過去問題を解いた後にすぐ解答・解説で復習することにより、解き方を覚えてしまう人は短期合格に近いといえます。
ところが、なかなか合格できない人は、多くの場合、なかなかアウトプットに進まず、インプットにこだわってしまいます。
実際のところ、本試験までに1回程度しか問題演習を行わず、「問題の解き方が身につかなかった。」という人や「本試験レベルの問題を解くのに時間がかかってしまい、途中までしか終わらなかった。」という人も多いようです。 また、アウトプットの後に復習をしっかり行わず、自己流の解き方にこだわってしまう人や、アウトプットの量が少ない人も短期合格は難しいでしょう。
スタディング 簿記講座では、基本講座の後にスマート問題集を設けています。
スマート問題集では、「練習モード」「復習モード」「本番モード」という3つの方法で解くことができます。
「練習モード」では、問題に答えた直後に正解・解説が表示されます。分からない問題は、すぐに正解と解説を見て、解き方を覚えるのがおすすめです。解説はわかりやすく丁寧に記載されているため、これを読んで理解することが解答力アップにつながります。
「復習モード」では、一度「練習モード」で解いた後で、前回間違った問題や、「要復習」に印をつけた問題だけが出題されます。復習モードを繰り返すことで、間違った問題や理解不足の問題をつぶしていけます。
「本番モード」では、本番試験と同じように、全問を制限時間内に解く練習ができます。最後の段階での実力チェックや仕上げにお勧めです。
さらに、新コンテンツとして実戦力UPテストが加わり、さらにパワーアップしました。この問題演習用の教材は、過去の簿記検定を分析し、中間レベルの重要問題を厳選しています。演習後にわかりやすい解答・解説をよく読めば、効率的な解き方を身につけることもできます。模試や過去問などの本試験レベルの問題を解く前に、効率的な解き方をしっかり身につけたい方にはおすすめの教材です。
試験の概要や試験に出る各論点の攻略法をわかりやすく解説します。
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