理想答案を用いた答案練習法で合格!
KU様の弁理士試験合格にいたるまでの経緯を教えて下さい。
大学時代は弁理士の資格取得を目指しているのは、先輩1人くらいでした。
特許事務所に入所することになり、本格的に弁理士試験合格に向けて学習を開始しました。
短答式合格
学習をはじめて短期間で短答式では30点程度取れるようになり、その後の本試験で、39点をとりながら、条約(条約の合格基準点4点)の足切りにより不合格となってしまいました。
そこで、短答の過去問を利用して正答率が高い問題については必ず解けるようにすることを意識して問題演習をするようにしました。また、四法対照条文もしっかり読みこむことにより、その翌年には52点(合格点39点)をとって短答式試験に合格しました。
論文式合格
昨年の論文式試験では合格点に1点足りませんでした。そこで、得点となるものは丁寧に項目をあげて書くことを意識するようにしました。これを書けば落ちない、これを書けば得点になるというものは必ず丁寧に書くようにしました。その結果64点(合格点54点)で合格することができました。
論文式筆記試験の勉強法として、私が実践していたのは、理想答案を時間を限定せずに、基本書を見ながら書いてみること、そのうえで、制限時間の中で答案を実際に書いてみるという練習方法です。
口述試験合格
口述試験対策としては、会派の口述試験練習会を利用させていただきました。
スタディング弁理士講座の利用について教えて下さい。
基本的には基本書などを利用した独学での合格を目指していましたが、独学での勉強に多少不安もあったので、価格も安いスタディングの弁理士講座の論文対策コースを申し込みました。伊藤先生の頻出15パターンについては、そのような分類ができることはなんとなく理解していましたので、2倍速で講座を聞くことにより論文対策を進めました。
スタディングの論文講座については、この頻出15パターンの考え方をベースにもっと問題練習ができるように答練用の問題を増やし、添削も付けてくれれば、論文対策講座としてかなり充実したものになると思います。
これから弁理士試験を目指される方へひと言お願いします。
特許事務所に勤務しながらの受験なので、勉強時間の確保、モチベーションの維持、内容を記憶することなどで苦労しました。そのような中で、自分なりに今年の試験で最後と決めて、必死に勉強した結果合格できました。講座を視聴していても、ただ聴いているだけで勉強した気になっていては、合格に近づくことはできません。
スタディングや他の予備校などで同じ講座を使っていても合格する人と、合格できない人がいます。要は自分次第なので、私のように今年の試験を最後と決めて追い込むことも必要だと思います。
利用されていた基本書について教えて下さい。
・工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 青本
・特許法概説 吉藤幸朔
・意匠法 高田忠
・商標 網野誠
・パリ条約 後藤晴男 など