税理士のQ&A
一括貸倒引当金の貸倒実績率を求める際の、分子の「貸倒損失の額…
スタディング受講者
質問日:2023年11月26日
一括貸倒引当金の貸倒実績率を求める際の、分子の「貸倒損失の額の合計額」について質問です。
「再設定した分は重複して実績にカウントしてしまうから控除する」「貸倒損失となった分は損失計上と繰入で重複して実績にカウントしてしまうから控除する」ということは理解したつもりです。
ちょっと理解できなかった部分は、講義の中で「回収した分に係る引当金の戻入額は控除しない」と仰った部分です。
個別貸倒引当金は設定したけど、「貸倒れになることなく回収できました」という場合は再設定することはないというのは理解できます。しかし、だからこそ、実績に含めるのはなんでだろうと思いました。
「実際に貸し倒れてはいないが、一旦、個引を設定したならば、貸倒れの実績とする」
という考え方なのでしょうか?それであるならば納得できるのですが・・・
上記の内容を踏まえ、具体例を書いてみました。その結果として、この場合の実績は次の通りで正しいのでしょうか?
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×1年度期末
A社に対する売掛金50、B社に対する売掛金30、
C社に対する売掛金20にそれぞれ個別貸倒引当金を設定
(A繰入額) 50 (A引当金) 50
(B繰入額) 30 (B引当金) 30
(C繰入額) 20 (C引当金) 20
×2年度期中
B社に対する売掛金30が貸し倒れた
(B貸損失) 30 (B売掛金) 30
×2年度期末
洗替をするので、一旦前期末の引当金の残高を戻し入れる
(A引当金) 50 (A戻入額) 50
(B引当金) 30 (B戻入額) 30
(C引当金) 20 (C戻入額) 20
A社、C社に対する状況は変わらないので、それぞれ個別貸倒引当金を再設定
(A繰入額) 50 (A引当金) 50
(C繰入額) 20 (C引当金) 20
×3年度期中
C社に対する売掛金を回収した
(現金預金) 20 (C売掛金) 20
×3年度期末
洗替をするので、一旦前期末の引当金残高を戻し入れる
(A引当金) 50 (A戻入額) 50
(C引当金) 20 (C戻入額) 20
A社に対する状況は変わらないので、個別貸倒引当金を再設定
(A繰入額) 50 (A引当金) 50
分子の貸倒損失の額の合計額
貸倒損失の額30(×2のB)
+
個別貸倒引当金の繰入額220{×1A繰50+×1B繰30+×1C繰20+×2A繰50+×2C繰20+×3A繰50}
-
貸倒れた売掛債権等に係る戻入額30(×2のB)
-
再設定分に係る戻入額120{×2A戻50+×2C戻20+×3A戻50}
=100
****************************
長くなり申し訳ありません。
私の感覚的に、回収できたC社への売掛金20も、実績から控除して、80になるのか?と思いましたが、
講義を聞く限りは100だと思うのですが・・・
よろしくお願いします。
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