税理士のQ&A
基本講座の利益積立金-1のテキストに 期首現在利益積立金額か…
基本講座の利益積立金-1のテキストに
期首現在利益積立金額から期末現在利益積立金額を算定する図が記載されていますが、それによると、
期末現在利益積立金＝期首現在利益積立金＋所得金額＋繰越欠損金＋受取配当等還付金－剰余金の配当－別表４社外流出－法人税・地方法人税・住民税
となっています。しかし、法人税法施行令９条を見ると、
(1) 加算項目
① 所得の金額
② 受取配当等の益金不算入額、還付金等の益金不算入額
③ 繰越欠損金の損金算入額 等
(2) 減算項目
① 欠損金額
② 法人税、地方法人税及び住民税として納付する金額
③ 剰余金の配当、利益の配当又は剰余金の分配の額 等
となっており、令９条には減算社外流出項目である受取配当等の益金不算入額は記載されているのに、加算社外流出項目である図の別表４社外流出（交際費や寄付金の損金不算入額など）に対応するものが記載されていません。これはなぜでしょうか？
施行令９条１号括弧書き「（当該金額のうちに当該法人が留保していない金額がある場合には当該留保していない金額を減算した金額とし）」とあるので、当該加算社外流出項目は「①所得の金額」から留保していない金額として減算されて所得の金額に織り込まれているからでしょうか？
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