「当期純利益と包括利益の関係」の所でその他有価証券を売却した…

「当期純利益と包括利益の関係」の所でその他有価証券を売却した場合の組替え調整額の考え方と計算内容が自分の中でマッチしなくて理解できていません。

↓の組替え調整額の考え方にのっとると、テキストの中では、その他有価証券売却益３０と包括利益が１０という計算結果になっていますが、この売却益３０の中には、前年度の評価差額２０が含まれておりこれが組替調整額にあたり、その額を純利益となる売却益から控除して最終的には純利益１０のみで包括利益は０とるのではないでしょうか。

組替調整額→当期純利益を構成する項目のうち、当期又は過去の期間にその他の包括利益に含まれていた部分をいう。

また当期の決算前にその他有価証券を売却しているのに当期に包括利益１０が計上されるという所も理解できていません。テキストのケースでは期中に売却されており、決算時にはその他有価証券はなくなっているためその他有価証券評価差額金を計上されることはなく、結果、純資産の変動には影響がでないのではないのではと考えたんですが、正しい考え方をご教授頂けないでしょうか。

ご解説の程、よろしくお願いいたします。