中小企業診断士のQ&A

<実質=名目/物価>の算式で、物価が変化すると 名目や実質に…

スタディング受講者
質問日:2024年6月01日
<実質=名目/物価>の算式で、物価が変化すると
名目や実質に影響する場合としない場合の根拠が理解できません。(下記⑤⑥⑦)
根拠を詳しく教えてください。
また、私の理解について記載いたしますので、どこの理解が間違っているかもお教えください。

① テキスト5-7-14:古典派:基本式<実質賃金=名目賃金/物価>
ここでは、単純に古典派の考え方が、物価が変化してもそれに対して名目が柔軟に変化するので
名目と物価の変化率が同じであるから、実質は変わらないということ。

② 5-7-15:ケインズ:基本式<実質賃金=名目賃金/物価>
ここでは、単純にケインズの考え方が、名目は物価につられて変化しないから
算式により物価が変化すると実質も変化する。

③ 5-7-17:IS曲線:基本式<実質値=名目値/物価>
以下算式により物価の変化と名目の変化は比例する。
算式:名目=実質X物価

④ 5-7-18:LM曲線(貨幣需要曲線)
③と同じ考え方<実質値=名目値/物価>
・名目値と物価は比例するから結局、右辺は変わらないから実質値は変わらない。

⑤ 5-7-18:LM曲線(貨幣供給曲線)基本式<実質値=名目値/物価>
実質マネーサプライ=名目/物価
・どうしてこれが名目値と物価は比例せず、物価が変化すると実質も変化するのかがわかりません。

⑥ 過去問セレクト演習-5-7 
問題 9 デフレーションが経済に及ぼす影響 【平成28年 第7問】

エ:デフレーションは、名目賃金が財・サービスの価格よりも下方硬直的である場合には実質賃金を高止まりさせる。

この解説で
名目賃金が財・サービスの価格よりも下方硬直的である場合には、実質賃金は高止まり(高値のままで下がらない状態)となります。
とありますが

ここでも、・どうしてこれが名目値と物価は比例せず、物価が変化すると実質も変化するのかがわかりません。


⑦ スマート問題集:5-7 労働市場と主要理論
問題 12 デフレーションが経済に及ぼす影響
エ:デフレーションにより、名目賃金が一定であると、実質賃金は低下する。、

この解説で
実質賃金は、名目賃金を物価で割ることによって求められます。デフレーションが生じると、名目賃金が一定である場合、実質賃金は上昇します
とありますが

ここでも、・どうしてこれが名目値と物価は比例せず、物価が変化すると実質も変化するのかがわかりません。


テキスト5-7-18にある
<家計が紙幣で100万円を持っているとします。・・・購入できなくなります。>
は理解できますが、算式は①から⑦まで全て同じなので
このテキスト分を受け入れると逆に①から④がわからなくなり
混乱しております。

わかりやすく例などをいれたご説明をしていただけます様
よろしくお願い申し上げます。
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回答

芳田 講師
公式
回答日:2024年6月20日
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