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平成30年度-1次試験過去問題-経営法務 問題 4 募集株式…

スタディング受講者
質問日:2024年4月27日
平成30年度-1次試験過去問題-経営法務
問題 4 募集株式の発行 【平成30年 第4問】についてです。

以下の解説について、計算式と、何と何を比べて有利、不利と言っているかを解説していただけないでしょうか。理解ができず、自分でも意味不明になっていて申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。

【元の解説】
選択肢アですが、募集株式が2株ですので、発行価額総額が40億円として1株当たりの価額は20億円となります。この投資により企業価値が50億円増加しますので、1株当たり企業価値増加分は25億円となります。これは、既存の1株あたり企業価値10億円を大きく上回っています。よって、アは不適切です。
【私の理解】
・元々の企業価値100÷10株=10億円・・・①
・1株あたり価額 今回の発行価額総額40÷2株=20億円・・・②
・企業価値増加分50÷2株=25億円・・・③
①<③だから有利? ②<③だから有利? 何が有利?
元々の1株あたり価額が分からないのに、なぜ有利といえる?

【元の解説】
 選択肢イですが、選択肢アの要領で計算すると、募集株式の1株当たり価額は10億円、1株当たり企業価値増加分は12.5億円となり、既存株式と比較して有利ではありません。よって、イは不適切です。
【私の理解】
・元々の企業価値100÷10株=10億円・・・①
・今回の発行価額総額40÷4株=10億円・・・②
・企業価値増加分50÷4株=12.5億円・・・③
①=②だから同じで有利ではないということ?


【元の解説】
 選択肢ウですが、選択肢アの要領で計算すると、募集株式の1株当たり価額は8億円、1株当たり企業価値増加分は10億円となります。この場合、前者は既存株式よりも20%有利ですが、後者は既存株式と同等で有利とは言えません。よって、ウは不適切です。
【私の理解】
・元々の企業価値100÷10株=10億円・・・①
・今回の発行価額総額40÷5株=8億円・・・②
・企業価値増加分50÷5株=10億円・・・③
(10-8)÷10=20%安いから有利?
企業価値は新規と既存株式が同等だとしても、安い価格(8億<10億)で高い企業価値なのだから有利なのでは?

【元の解説】
 選択肢エですが、選択肢アの要領で計算すると、募集株式の1株当たり価額は4億円、1株当たり企業価値増加分は5億円となります。この場合、既存株式の1株当たり企業価値を大きく下回っており、既存株主が被る不利益が大きいと判断できます。よって、エが正解です。
【私の理解】
・元々の企業価値100÷10株=10億円・・・①
・今回の発行価額総額40÷10株=4億円・・・②
・企業価値増加分50÷10株=5億円・・・③
既存株式の1株当たり企業価値を大きく下回っているとは、①>②のことを言っているのでしょうか。発行してしまえば、既存も新規も1株は1株になる中で、安い価値のものが出回ることで、既存の株まで下がるというイメージでしょうか。
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回答

福地 講師
公式
回答日:2024年5月08日
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