中小企業診断士のQ&A
現在正味価値(NPV)を求める際のフリーキャッシュフローの求…
現在正味価値(NPV)を求める際のフリーキャッシュフローの求め方について質問です。
一般に「フリーキャッシュフロー=営業利益×(1-実効税率)+減価償却費±運転資金の増減-設備投資額」ですが、この式の最初の「営業利益」が、「営業利益」であったり「営業利益の増加額」であったりして、どの様に使い分けるのか分かりません。
例えば平成22年/二次試験/事例Ⅳ/第3問/設問1(a)では、第1年度(30%値引きで投資ありのケース)の営業利益を、売上高3,952.2 - 変動費2,190.26 - 固定費 1,740 (1,640 + 100) = 21.94 という計算で算出してから、FCFを 21.94 x (1-40%) + 100 = 113.164と計算しています。これは理解できます。
しかし、これに対して、平成24年/二次試験/事例Ⅳ/第1問/設問3では、初年度の営業利益 18,730ではなく、投資(施設改修)をしない場合の営業利益△13,490との差額である32,220、つまり「営業利益の増加額」を算出して、これに続いて、「 x (1-実行税率) + 減価償却費・・・」という計算をしています。解説を読むと一応理解できる気もするのですが、それではなぜ、前述の平成22年では第2問/設問1②(単に30%値引きで投資なし)の場合における営業利益 54.2 (3,952.2-2,258-1,640=54.2)との差額(21.94-54.2=△32.26)を「営業利益の増加額」として計算をスタートしないのでしょうか。
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