中小企業診断士のQ&A

【問題 8 補償金】の設問と解説が全般的に理解できていないの…

スタディング受講者
質問日:2019年6月10日
【問題 8 補償金】の設問と解説が全般的に理解できていないので質問させていただきます。大きな勘違いをしているようでしたら忌憚なくご指摘ください。

1.設問に関し、text5-4-26の【コースの定理】所有権を漁業の事業者に与えた場合のピグー税の効果の論点がベースの設問だと思います。ここで、テキストと異なり社会的限界費用(切片B)の傾きが私的限界費用(切片C)と同じなのはなぜでしょうか?

テキストでは『負の外部効果』『ピグー税』どちらの表も社会的限界費用曲線は私的限界費用曲線と原点を共にし、前者が後者の傾きを上回っております。これは簡単に理解できますが。本問の前提をイメージしやすく具体例を交えて解説願います。

2.解説について_その1
『総余剰は△ACEです。そして、外部不経済を考慮すると、外部不経済となる余剰の減少□BGECを総余剰から差し引くと△ABF部分が残りますが、△FGE分も引かなければ□BGECと一致しません。従って、□BGEC=△ABF-△FGEとなります。』
とありますが、この式を移項した場合、△ABF=□BGEC+△FGEとなりますが、何かおかしいような気がします。

また、△ABF=△ACE-□BCEFとなるのは当然ですが、やはりなぜ△ABF-△FGE=□BGECとなるのか理解できません。

仮に社会的限界費用曲線がもっと上方だった場合、(切片B'とする)△AB'F'の面積はそれに応じて小さくなり、さらに説明がつかなくなるはずです。

この点についてもご説明願います。

3.解説について_その2_補助金の総額
『外部不経済により減少した総余剰分ですのでBCの額となります。また、数量はQ0からQ1に減少しますので、その分は補償金の総額が減少します。』とありますが、外部不経済があっても、生産量はQ0、価格はP0で生産されるのにどうして「補償金の総額:□BFHC」の説明に数量Q1が登場するのかというのもいまひとつ理解できません。

意味としては「社会的に望ましい生産量にしない代わりにその分発生する外部不経済に応じた補償金を支払う。その際、もしも社会的に望ましい生産量で生産した場合との比較において、その差を埋め合わせるに値する分についてのみ補償金を算定すると□BFHCにとどまる。」ということで解釈してますが、それで合っているのか?また正誤にかかわらず算出根拠(からくり)をわかりやすく図解してほしいです。

長くなりましがが、テキストと解説を読んでも自力ではどうにもしっくりきません。ご協力お願い申し上げます。
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回答

小菅 講師
公式
回答日:2019年6月19日
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