中小企業診断士のQ&A

「後工程引取方式」について質問させていただきます。 (先日は…

スタディング受講者
質問日:2020年8月01日
「後工程引取方式」について質問させていただきます。
(先日はとても分かりやすいご説明をありがとうございました)

二次試験の勉強(令和元年度事例3設問2)をしている中で、
「後工程引取方式」の効果のところがよく分からなくなってしまったので教えてください。


スマート問題集:3-3 生産計画と生産統制
問題 9 トヨタ生産方式
の解説によれば、
①「ジャストインタイムは、後工程引取方式やプルシステムとも呼ばれ」
②「余分な仕掛品を減らし」
③「生産リードタイムを短縮することができます」
④「最終組立工程の生産量が一定でないと、効率的に生産ができなくなるため、生産量の平準化が重要です」
とありますが、②③の理由(背景?)について詳しくご説明いただけないでしょうか。



(以上が質問ですが、以下質問の背景を補足させていただきます)


私なりに考えたところでは、

②については、
プッシュ方式では前工程がいわば見込み生産を行っているために
後工程の需要を予測し間違えると「作りすぎ」になるが、
プル方式では前工程はいわば後工程から受注して生産する方式になるため、
「作りすぎ」を防ぐことができる、ということかと思いました。ところが・・・


③について考えると、
(むしろ後工程が引き取りに来た時に、前工程の生産が終わっていなければ
 全体の生産リードタイムは延びてしまうのでは?とも思ったのですが)
きっと、JITにおいては1回の引き取り数(=生産側からするとロットサイズ)
を小さくするという暗黙のルールがあって、ロットサイズが小さくなることにより、
生産リードタイムが短くなるのだろうと思いつきました。
もしそうだとすれば、②についても、ロットサイズが小さくなることによって
仕掛数量が小さくなる効果がある、ということだったのでしょうか?


さらに、④について考えると、
生産量の平準化というのは、毎日同じ数量だけ作るという意味だと思いますが、
毎日同じ数量だけ作ると決まっていれば、後工程引き取り方式でなくても
その日々の見込み数量分だけ前工程は勝手に作れば良さそうな気もします。
そうすると、生産量を平準化した上でさらに後工程引き取り方式を取り入れる意味としては、やはり、日々の見込み数量分を一気に作るのではなく、後工程が引き取りに来る数量ずつ作る(=小さなロットサイズで作る)というところがポイントだったのかもしれません。



①によれば、JIT=後工程引き取り方式=プルシステムということですから、
もし、上記の想像が当たっていれば、「後工程引き取り方式を採用する」と言われたら、暗に、1回の注文数は小さくなり(同時に納期も短くなり)、注文間隔は短く一定になるということを意味するのかなと思っております。


補足が長くなり失礼いたしました。
(質問の意図がうまく伝わらないのではと思い、補足説明させていただきました)


どうぞよろしくお願いいたします。
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回答

音 講師
公式
回答日:2020年8月02日
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