中小企業診断士のQ&A
GMROI(商品投下資本粗利益率)と、式に用いられる平均在庫…
GMROI(商品投下資本粗利益率)と、式に用いられる平均在庫高について
お世話になっております。GMROI(商品投下資本粗利益率)と、式に用いられる
平均在庫高について質問をさせて下さい。
内容としては、平均在庫高がなぜ説明の通りで求められるのかということと、
GMROIがどのような意味を持つ値となるのか?についてです。
現状の自分の認識では、平均在庫高はちょっとした要因で大きく変動するため
GMROIの数字も簡単に変動し、計画を立てる際に用いるのに不向きだと考えてしまいます。
自分がどのように考えているかを説明させていただきますので、
その考え方の間違っている点などあればご指摘いただければ幸いです。
私が考える内容としては、期首と期末の在庫高は、商品の流通の1時点の値でしかないため、
簡単に変動する。そのため、期首と期末の在庫高を平均したものがどうして平均在庫高と
なるのかが理解できておりません。
例として、 在庫残が10になったタイミングで90を発注するという運用をしている会社があり、
その粗利益が100であるとした場合に、
期首・期末の両時点で発注直前のためそれぞれ在庫が10として計算した場合は
平均在庫高は10となりますが(このケースをAとします)、
期首・期末の両時点でどちらも発注直後であった場合、在庫も100となるためその場合の
平均在庫高は100となります(このケースをBとします)。
上記の会社の場合、発注点の在庫10と、注文後の在庫100を平均した在庫55が、平均在庫高として適切ではないかと考えます。
このように、期首と期末の在庫高を用いる場合、期首期末と発注のタイミングによって平均在庫高は
大きな差が発生してしまうため数値としてどれだけの意味を持つのかというのが疑問に思っている部分となります。
それにともない、GMROIについてもAの場合、GMROI = 100÷10=10 となり、 Bの場合は100÷100=1
となるため、期首・期末の在庫高をカウントするタイミングによって、平均在庫高ならびにGMROIの値が大きく変動してしまう形となると考えております。
上記、ご教示いただければ幸いです。
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