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令和3年度-1次試験過去問題-経済学・経済政策 問題 21 …
令和3年度-1次試験過去問題-経済学・経済政策
問題 21 消費の競合性と排除性 【令和3年 第21問】
の問題と解答についてお聞きします
a マグロの漁場のような共有資源には、排除性はないが、競合性がある。
b 支払いにより加入をすることで消費ができるクラブ財には、排除性があるが、競合性はない。
解説では
aは正しい記述です。マグロの漁場のような共有資源は、誰でも利用できるため排除性はありませんが、ある人がマグロを大漁に漁獲してしまうと、他の人が漁獲できる量は減りますので、競合性があるといえます
bは正しい記述です。クラブ財はお金を支払った人だけが加入して消費(利用)できるため、排除性があります。また、加入した人はみんなで消費できるため、競合性はありません。例えば、高速道路は料金を払った人だけが走行できますが、その道路は料金を払った人であればみんなが走行できます
となっています
共有資源とクラブ財の定義と解説は整合していますし、疑いはありません
ただし、例として挙げられている、マグロ漁場や、高速道路、フィットネスジム、には疑問を覚えます
マグロ漁場は、一般的に漁協や国家によって排他的に水域や漁業権が決められているため、必ずしも非排他的とは言えないのではと思います(事例が仮想通貨のマイニング、とかならまだ分かります)
また、高速道路やフィットネスジムも、車線による通行量や器具の量は有限であるため、単位時間での非競合性があるとは必ずしも言えないのではないでしょうか?(事例がサブスクの
動画配信、とかならまだわかります)
いかがでしょうか?
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