中小企業診断士のQ&A
以下の問題について質問です。 問題 8 総需要と総供給の分…
以下の問題について質問です。
問題 8 総需要と総供給の分析【平成30年 第8問】(設問2)
(設問2)
総需要や総供給の変化が実質GDPに及ぼす影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア・原材料価格の上昇は、ASの左方シフトを通じて実質GDPを縮小させる。
イ・名目貨幣供給の増加は、ADの左方シフトを通じて実質GDPを縮小させる。
ウ・名目賃金率の引き上げは、ADの右方シフトを通じて実質GDPを拡大させる。
エ・労働人口の増加は、ASの左方シフトを通じて実質GDPを拡大させる。
この選択肢内でなぜ「ア」が正解で「ウ」が間違いなのかが理解できません。
テキストの内容にて総供給曲線とは労働市場(人々の労働力)から導出されるとありましたが、この問題の解説の内容では、原材料価格の上昇は、生産コストアップにより生産の縮小を引き起こしますので、総供給曲線(AS)の供給量を減少させます。そのため総供給曲線(AS)が左方にシフトすることで、ASとADの交点も左方に移動し、実質GDPは減少します。とありました。
原材料価格の上昇というのはこれ自体は労働市場ではなくモノの価格が上がっただけでASには該当せずむしろAD曲線の動きに変化を与える要素だと考えてしまいます。なぜ労働行為ではないのにASの動きに影響を及ぼすのでしょうか?
また、「ウ」の内容は名目賃金率の引き上げ=人々の労働力の見返りな要素だと思い、こちらはAS曲線の動きに影響を与えると思いましたがなぜAD曲線(財と貨幣で構成されている曲線)になるのかが分かりませんでした。名目賃金の引上げ=労働者の賃金が上がる=AS曲線が右側へシフトしGDPは拡大するという解釈に至りましたがどこか間違いなのでしょうか?
いっぺんに二つの質問をせざるを得ない内容となってしまいましたが解説いただけたら幸いです。
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