中小企業診断士のQ&A
テキスト 2-4-22~23 当期貸倒高のボックス図が理解で…
テキスト 2-4-22~23 当期貸倒高のボックス図が理解できません。
言葉としては学習マップに合わせ、 9期(前期) 、 10期(当期) を使います。
ボックス図で理解できないポイントは2点。共にB/S貸倒引当金の図の方です。
(1)なぜ期首残高以上の貸倒額(前期債権)が発生するのか
2-2 簿記の基礎知識 ◆貸倒引当金の取崩し から、期首の残高以上の貸倒額(前期
債権)というのはあり得ないのではと考えたからです。
(2)なぜ、 貸倒額(前期債権)= 期首残高 ー 期末残高 + 繰入額 が成り立つのか
繰入額は11期のための追加額であり、それはあくまでも10期から11期に繰り越す売掛
金に応じて設定するものと理解しております。
マイナス資産勘定(費用?)として10期に計上されることは分かりますが、なぜ、11
期のための費用が他の10期の数字とバランスするのかが分かりません。
[私の理解の前提]
■B/S貸倒引当金
(a)期首残高
9期末の決算で10期の回収不能額を想定し設定された貸倒引当金の全体額
(9期の末に設定した金額が10期の初めに繰り越される)
式としては 9期末残高 + 10期のための繰入額
(b)期末残高
10期の事業活動を通じ、9期の売掛回収不能が実際に発生し、(a)から減算した残り
(c)繰入額
10期末の決算で11期の回収不能額を想定し計上した貸倒引当金の追加額
(d)貸倒額(前期債権)
9期に売上し売掛金計上したが、10期で回収不能確定し、(a)から減算できた金額
■P/L貸倒引当金
(e)貸倒額(当期債権) ※ 2種類あると理解
-1 : 10期に売上・売掛金計上し、10期で回収不能が確定した金額
-2 : 9期の売掛金が回収不能となったが、10期のための貸倒引当金(a)では足り
なかった分
※ 上記文中には 売掛 としか書いてませんが、貸付金の回収不能等も対象になる
ことは認識しております。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い致します。
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