「運営管理」攻略のポイント

科目の特徴

 科目「運営管理」は、生産と販売という、現場のオペレーション管理に関する知識が問われます。生産管理では製造業の生産オペレーション、店舗・販売管理では小売業などの店舗における店舗・販売管理を扱います。

実際の中小企業への経営コンサルティングでは、現場のオペレーションを知らなくては診断・助言ができません。そのため、本科目は、企業経営理論、財務会計と並んで重要科目と位置付けられます。

運営管理の試験時間は、90分となっており、企業経営理論、中小企業経営・政策と並んで、時間が長く取られています。ただし、配点は100点で、他の科目と一緒です。

また、運営管理は2次試験にも深く関係します。2次試験の事例3「生産・技術に関する事例」は、生産管理の内容に関係します。2次試験の事例2「マーケティング・流通に関する事例」は、店舗・販売管理の内容(および企業経営理論のマーケティング論)に関係します。よって、企業経営理論、財務会計に加えて、この運営管理をマスターすることが、2次試験の合格につながります。


▉ 学習の基本戦略

 運営管理は、現場のオペレーションを扱うため、前提知識が無い方にはなじみにくいかもしれません。特に、生産管理については、メーカーなどにお勤めの方でなければ、初めて聞く用語が多くなると思います。

 また、生産管理・販売管理という分野は、実際にはかなり奥が深い分野で、この分野だけの専門的なコンサルティングをされている中小企業診断士の方もいらっしゃいます。そのため、細かい部分まで覚えようとすると、覚える事は「無限」にあります。これを限られた勉強時間でマスターするのは大変です。

 しかし、中小企業診断士試験では、専門的な細かい部分まで知らなくても60点は取れます。

 試験対策として重要なのは、優先度の高い部分に時間をかけ、そうでない部分はカットすることです。優先度の高い部分というのは、基本的な事項や、試験で良く出題されている内容です。こういったポイントをしっかり押さえれば、短期間の勉強で60点を取ることができます。

 もう1つのポイントは、具体的な現場のイメージが浮かぶようにすることです。具体的な現場のイメージを持つことができれば、知識が覚えやすくなり、事例問題である2次試験にも対応しやすくなります。

 生産管理であれば、工場のイメージを思い浮かべたり、初めての方であれば、生産や工場の図解入りの入門本などを最初に軽く読んでも良いでしょう。また、普段行くようなレストランやラーメン屋などでも、注文してから料理が作られるプロセスを観察することで、需要予測、生産計画、生産のオペレーション、商品開発、品質管理、情報システムなど、一通りの生産の流れをイメージすることが出来ます。

 店舗・販売管理は、身近な例がたくさんあります。スーパーや衣料品のショップなどに行ったときに、習ったことをその店舗に置き換えて観察してみましょう。店舗の立地、店舗設計、品揃、陳列、マーチャンダイジング、物流、情報システムなど、どの店舗でも観察することができます。

 このように、具体例が思いうかぶようになれば、応用問題や、2次試験にも強くなります。

 全体的な体系や基礎が理解できたら、あとは、過去問を解いて実力をつけていきます。専門的な問題(例えば、生産管理の生産技術など)もありますが、あまりその部分には時間をかけない方が良いでしょう。それよりも、より優先度の高い分野を確実に解けるようにしてください。


▉ 分野別の対策

 生産管理は、幅広いテーマから出題されます。すべてを細かく勉強しようとすると、非常に時間がかかるため、出題傾向を基に、優先度のメリハリをつけて勉強することが重要です。

 出題されやすい分野としては、まず、「生産形態と生産方式」があります。特に、受注/見込生産、個別/ロット/連続生産、ライン生産、セル生産など、基本的な生産形態・方式については、用語と特長をしっかり理解してください。(1次試験では、生産管理用語の定義を知っていれば正解できる問題も多いです。)

 また、資材・在庫管理や品質管理、IEからも良く出題されています。これらの分野は、ほぼ毎年出題されていますので、基本をマスターしてください。過去問も早めにチェックして、どのような問題が出題されているのかを確認しておきましょう。

 逆に、優先度を下げても良い部分としては、生産技術などが挙げられます。加工機械や素材などの内容は、(すでに前提知識がある方は別ですが)勉強の時間対効果が低いですので、後回しにするか省いても良いと思います。(通勤講座ではこの分野は触れていません)

 ちなみに、2次試験では、専門的な知識が必要な問題はほとんど出題されません。2次の事例3では、事例を基に、生産管理上(もしくは経営上)の問題点を分析し、基本的な対策案が提示できれば十分です。そのため、2次対策という点からも、細かい専門知識ではなく、生産管理の基本をしっかり押さえている事と、現場をイメージできることが重要となります。

 次に、店舗・販売管理を見ていきましょう。

 店舗・販売管理は、出題される分野がだいぶ絞られています。特に出題されやすいのは、商品仕入・販売(マーチャンダイジング)と流通情報システムです。この2つの分野は、毎年の試験でかなりの数の問題が出題されています。過去問を見て、よく出題される内容を確認しておくと良いと思います。

 また、物流管理からも、物流センターやサプライチェーンマネジメント等のテーマがよく出題されています。

 逆に、優先度を下げても良い分野としては、店舗に関する法律が挙げられます。まちづくり3法や建築基準法から出題されることもありますが、確実に解けるようになるためには、かなり勉強のボリュームが必要になる分野です。この分野は(前提知識がある方以外は)、基礎用語程度の勉強にとどめておき、他の分野に時間を回した方が勉強の効率は良いと思います。

 店舗・販売管理でも、早めに過去問演習に取り組む方が、無駄な勉強が必要なくなります。通勤講座を数回聞いて全体のイメージが出来たら、過去問演習を行いながら実力をアップしていきましょう

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