財務会計 平成17年 第1問 - 簿記上の取引

ピックアップ過去問解説

問題

   簿記上の取引に該当する事項として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

   a 得意先から商品 400,000円の注文を受けた。

   b 備品 60,000円を代金翌月末払いで購入した。

   c 家賃月額 80,000円で店舗を借りる契約を結んだ。

   d 災害によって倉庫が 200,000円の損害を受けた。

  [解答群]

  ア aとb  イ aとc  ウ bとc  エ bとd  オ cとd


解答・解説

解答:エ

財務会計から簿記の基礎知識に関する出題です。

本問では、簿記上の取引についての基本的な理解が問われており、確実に正解したい問題です。

まず、簿記上の取引について簡単に復習をしておきましょう。

ふだん私達が使う「取引」という言葉の意味と、「簿記上の取引」の意味は異なる場合があります。

「簿記上の取引」では、資産・負債・資本・収益・費用の5つの要素が増減する場合のみ仕訳として記録します。

たとえば、商談がまとまって取引が成立し、契約を取り交わしたとしても、それだけでは「簿記上の取引」にはなりません。

商品を販売した結果、現金や売掛金などの資産が増加することで、初めて「簿記上の取引」として記録されることになります。

一方、火災が発生して商品が焼失した場合、一般的には取引とは言いませんが、資産が減少するため「簿記上の取引」になります。

では、これを踏まえて問題を見ていきましょう。

aは、得意先からの注文を受けたということですが、前述のように、これだけでは「簿記上の取引」にはなりません。通常は、商品が納品されて 商品という資産が減少し、現金や売掛金などの資産が増加したタイミングで「簿記上の取引」として記録されます。

bは、備品を翌月末払いで購入したということですが、備品という資産が増加し、未払金という負債が増加するため「簿記上の取引」となります。

ちなみに仕訳で表すと、次のようになります。

備品 60,000 / 未払金 60,000

cは、店舗を借りる契約を結んだということですが、これだけでは、資産・負債・資本・収益・費用の5つの要素が変化しないため、「簿記上の取引」とはなりません。

一方、実際に家賃を支払う時点では、現金?預金が減少し、賃借料などの費用が増加するため「簿記上の取引」になります。

dは、災害によって倉庫が損害を受けたということですが、前述のようにこれは「簿記上の取引」となります。

これを仕訳で表すと、次のようになります。

災害損失 200,000 / 倉庫 200,000

これは、倉庫という資産の価値が減少し、災害損失という費用が増加したことを表しています。

ここまでの検討によって、bとdが「簿記上の取引」となるため、選択肢エが正解となります。

今回は、簿記の基本を理解していることが重要な問題でした。


学習するには

財務会計

 2-2 簿記の基礎知識

→ 上記の講座が含まれる「1次2次合格コース」はこちらから


基礎から着実に
学びたい方におすすめ!

中小企業診断士 1次2次合格コース

中小企業診断士 1次2次合格コース[2023年度試験対応]

一括 48,400円~
分割例 月々 4,100円 × 12回~

基礎から合格レベルまで着実に学べるストレート合格を目指す方に最適なコースです。重要なポイントを凝縮した「学習マップ」で知識を体系的に整理しながら効率よく学習することができます。詳細はこちら

すべてのコースを見る

中小企業診断士のオンライン講座を、今すぐ無料でお試しできます!

中小企業診断士講座 無料お試し

  • 「短期合格の戦略」無料セミナー配信!
  • 1次&2次試験対策講座を実際に体験
  • スマート問題集&セレクト過去問付!
  • 知識を体系的に整理し、定着させる
    「学習マップ」もまずは無料でお試し!
さらに
「中小企業診断士 加速合格法」
短期間で合格する為の方法を解説したPDF冊子もプレゼント中!
お申込み後すぐに受講が試せる!
自動契約・更新はありません
お得に受講できる10%クーポン付き