負債と純資産の構成が2:1の企業がある。この企業の税引前負債資本コストが3%(税率は30%)、株主資本コスト12%であるときの加重平均資本コストとして、最も適切なものはどれか。
ア 3.8%
イ 5.4%
ウ 7.5%
エ 9.0%
解答:イ
加重平均資本コスト(WACC)に関する問題です。
特に難しい点もなく、基本的なポイントを問いている平易な問題ですので落ち着いて計算すれ、正解できます。WACCを求める公式は以下のようになります。
本試験対策としては、上記の公式を使って一つ一つ計算するより、以下のようにBOX図を書いて計算したほうが、間違いが少なくなります。
上記のBOX図をもとに、順番に計算していきます。
WACC = 2 ÷ 3 ×(1-0.3)× 0.03 + 1 ÷ 3 ×0.12 = 0.014 + 0.04 = 5.4%
したがって、選択肢イが正解です。
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