運営管理 平成28年 第12問 - 内外作区分

ピックアップ過去問解説

問題

内外作区分に関連する記述として、最も不適切なものはどれか

ア 一過性の需要に対応するためには、生産設備を増強して、内作で対応することが好ましい。

イ 自社が特殊な技術を持っており、その優位性を維持するためには、該当する部品を継続的に内作することが好ましい。

ウ 特許技術のような特に優れた技術を他社が持っている場合には、外作することが好ましい。

エ 秘密性や重要性が低い部品で、自社において稼働率が低く、コストが引き合わないときには外作することが好ましい。


解答・解説

解答:ア

 内外作区分に関する問題です。

 外注を利用する目的に関する基本的な内容ですので、確実に正解したい問題です。

 まずは、内作に適している場合と外作に適している場合について簡単に復習しましょう。

 内作に適しているのは、自社が競争優位な技術を持っている場合、コスト面、納期面で自社が有利な場合などです。

 外作に適しているのは、コスト面で外注した方が安い場合、自社にない生産設備や専門技術が必要な場合、自社の生産能力が足らないような場合などです。

 ここまで押さえた上で、選択肢を見ていきましょう。

 選択肢アについて、自社で一過性の需要に対応するために設備を増強すると、将来の設備稼働率の低下やコスト増加につながります。この場合は外作に適しています。よって、選択肢アは不適切です。

 選択肢イについて、優位性を有する特殊技術に該当する部品を外作すると、他社が特殊技術を模倣するリスクがあります。自社の優位性が損なわれるため、継続的に内作することが望ましいです。よって、選択肢イは適切です。

 選択肢ウについて、特許技術のような特に優れた技術を他社が持っている場合、それを上回る技術を自社で開発するより、他社が持っている技術を活用して外作するほうがコスト面で有利になります。よって、選択肢ウは適切です。

 選択肢エについて、自社でコストが引き合わず、外作しても自社の競争優位性に影響がない場合には外作したほうが有利です。よって、選択肢エは適切です。


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