工程管理方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解答:イ
管理方式に関する問題です。
やや難易度の高い問題ですが、ある程度まで選択肢を絞り込むことは可能です。
早速選択肢を見ていきましょう。
選択肢アについて、追番管理方式とは、繰り返し生産の場合に、製品・部品などの生産すべき数あるいは生産された数を累計で記録したものです。生産計画に対して計画追番を、実績に対して実績追番をつけ、計画追番と実績追番との差により進捗管理を行っているため、完成品や仕掛品の現品管理が容易になります。選択肢アの内容は、追番管理方式の説明ではなく、製番管理方式に関する記述であるため不適切です。
選択肢イについて、常備品管理方式とは、材料・部品・製品を常備品としてつねに一定量を在庫として保管しておく方式のことです。よって、部品の調達リードタイムが長い場合にも有効な管理方式であると判断できます。したがって選択肢イは適切で正解です。
選択肢ウについて、生産座席予約システムとは、受注時に製造設備の使用日程や資材の使用予定などにオーダーを割り付け、顧客が要求する納期どおりに生産する方式のことです。この方式は、販売部門と生産部門の両者が共有できる情報を提供することで、販売部門は計画された生産座席をもとに、顧客が要求する納期近くの空いている座席にオーダーを割り当てます。一方の生産部門は、座席の予約状況を見ながら、納期遅れが生じないように生産準備や生産進捗を調整します。
この方式のメリットとしては、販売部門が受注見積もりの時点で信頼できる納期を顧客に提示することができるという点、受注情報を早い段階で入手でき、資材調達などの生産準備を精度よく行うことができるという点、販売と生産部門が共通の情報で即時に需要と供給を調整できる点などが挙げられます。選択肢ウは、追番管理方式の記述であるため、選択肢ウは不適切です。
選択肢エについて、製番管理方式とは、製品を構成する部品や材料に対しても、その製品のひも付きとして同じ製番が付けられます。したがって、製作番号が異なる場合は同じ部品であっても異なる部品として管理されます。その結果として、製品単位に確実な手配や工程進捗度の情報把握ができるため、個々の顧客要求に対応しやすく、それらの変更が関係者にも分かりやすいといったメリットが挙げられます。選択肢エは生産座席予約システムに関する記述であるため、不適切です。
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