運営管理 平成20年 第11問 - 生産形態、生産方式

ピックアップ過去問解説

問題

 生産形態は、生産の時期、品種と生産量の多少、仕事の流し方によって分類される。生産形態の組み合わせとして、最も関連性の弱いものはどれか。


ア 受注生産-多品種少量生産-個別生産
イ 受注生産-多品種少量生産-ロット生産
ウ 見込生産-少品種多量生産-ロット生産
エ 見込生産-多品種少量生産-連続生産



解答・解説

解答:エ

生産形態の分類に関する問題です。

生産形態の基本的な内容ですので、確実に正解したい問題です。

ちなみに、運営管理は他の科目に比べて基本的な問題が多いです。言葉の定義などの基本を押さえておけば、十分6割は得点できます。

この問題では、生産形態の3つの分類方法の間の関連性が問われています。

この3つの分類のうち、始めにどこに着目するかを迷うかもしれませんが、最後の仕事の流し方を中心に考えてみましょう。(他の分類から考えても構いません)

まず選択肢アの個別生産は、個別のオーダーに応じて生産する形態です。

例えば、注文住宅やフルオーダーのスーツのように、個別のオーダーごとに生産を行います。よって、受注生産との関連が強いことがわかります。また、多品種に対応しやすいことがわかりますので、アは適切です。

選択肢イ、ウののロット生産は、一定の生産量の単位でまとめて生産する形態です。ロット生産では、複数の製品が交互に生産されます。ロット生産は、中小企業でも良く用いられている生産形態です。

ロット生産は、受注生産でも見込生産でも用いられます。また、品種と生産量による分類では「中品種中量生産」と最も強い関係がありますが、多品種少量生産と少品種多量生産にも対応することがあります。

これは、多品種でもロット生産にすることができれば生産効率が高まることと、少品種でも専用ラインを設けるまでの設備投資ができない場合は、ロット生産で対応するためです。
よって、選択肢イ、ウは最も関係は深くないですが、不適切とまでは言えません。

選択肢エの連続生産は、同じ製品を続けて生産する形態です。連続生産は専用のラインなどを設けて、大量生産する生産形態です。

連続生産は、最終消費者向けの製品でよく用いられます。この場合は、需要予測に基づいた見込生産で生産されます。また、専用ラインなどが必要になるので、多品種には対応しにくい生産形態です。

よって、選択肢エが最も不適切となります。

今回は、生産形態の基本的な理解が重要な問題でした。


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