設備総合効率 - 中小企業診断士 運営管理 令和2年 第20問

ピックアップ過去問解説

問題

設備総合効率に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 作業方法を変更して段取時間を短縮すると、性能稼働率が向上する。

イ 設備の立ち上げ時間を短縮すると、時間稼働率が低下する。

ウ チョコ停の総時間を削減すると、性能稼働率が向上する。

エ 不適合率を改善すると、性能稼働率が低下する。


解答・解説

解答:ウ

設備総合効率に関する問題です。

まず、以下の式を確認しておきましょう。

設備総合効率=時間稼働率×性能稼働率×良品率
時間稼働率=(負荷時間-停止時間)/負荷時間×100(%)
性能稼働率=(基準サイクルタイム×加工数量)/稼働時間×100(%)
良品率=(加工数量-不良数量)/加工数量×100(%)


選択肢アですが、段取時間を短縮すると停止時間が減るため、性能稼働率ではなく、時間稼働率が向上します。したがって、不適切な記述です。

選択肢イですが、設備の立ち上げ時間を短縮すると、停止時間が減るため時間稼働率が向上します。したがって、不適切な記述です。

選択肢ウですが、チョコ停とは、設備がトラブルにより一時的に停止する現象です。チョコ停の総時間を削減すると、性能稼働率が向上します。したがって、適切な記述です。

選択肢エですが、不適合率を改善すると良品率が向上します。したがって、不適切な記述です

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3-6 「生産のオペレーション」◆設備管理

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