発注方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア あらかじめ定めた一定量を発注する方式は定量発注方式と呼ばれる。
イ 定期的に発注する方式は適用が容易であり、ABC 分析におけるC品目でよく用いられる。
ウ 毎回の発注量を 2 ロット(ビン)ずつに固定する発注方式はダブルビン方式と呼ばれる。
エ 毎月第 1 月曜日に発注するなど発注する時点が固定される発注方式は発注点方式と呼ばれる。
解答:ア
発注方式に関する問題です。比較的取り組みやすい問題になっています。
選択肢アですが、定量発注方式とは、在庫量が一定の量まで減少した時点で、あらかじめ定めた一定量を発注する方法です。したがって、適切な記述です。
選択肢イですが、定期発注方式とは、一定の期間ごとに一定期間の需要量を予測して、それに基づいて発注する方式です。発注の都度、需要予測を行うため、適用が容易とは言えません。また、ABC分析においては、取扱い金額又は量が大きいA品目で用いられます。したがって、不適切な記述です。
選択肢ウですが、ダブルビン方式とは定量発注方式の簡易的手法です。一方の容器が空になり、他方の在庫を利用し始めたときに、一つの容器の容量を発注します。したがって、毎回の発注量を2ロット(ビン)ずつに固定する発注方式ではないので不適切な記述です。
選択肢エですが、発注時点が固定される発注方式は定期発注方式です。したがって、不適切な記述です。
中小企業診断士 1次2次合格コース
|
すべてのコースを見る |