生産座席予約方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 外注に際して発注者が、外注先へ資材を支給する方式である。
イ 組立を対象としたラインや機械、工程、作業者へ、1つの組立品に必要な各種の部品を1セットとして、そのセット単位で部品をそろえて出庫および供給する方式である。
ウ 受注時に、製造設備の使用日程・資材の使用予定などにオーダーを割り付けて生産する方式である。
エ 製造命令書を発行するときに、その製品に関する全ての加工と組立の指示書を同時に準備し、同一の製造番号をそれぞれに付けて管理を行う方式である。
解答:ウ
本問は、生産座席予約方式について問われています。基本的な問題ですので難易度は高くありません。
では、選択肢を見ていきましょう。
選択肢アは外注する場合の資材の支給方式に係るものです。外注先への資材の供給方式には無償で資材を支給し、加工賃のみを支払う無償支給方式、有償で一度売却してから、加工後、加工賃と材料費を含めた価格で買い取る有償支給方式があります。従って、不適切な記述です。
選択肢イですが、組立を対象としたラインや機械、工程、作業者へ、1つの組立品に必要な各種の部品を1セットとして、セット単位で出庫および供給する方式は「ロット納入」です。従って、不適切な記述です。
選択肢ウですが、受注時に、製造設備の使用日程・資材の使用予定などにオーダーを割り付けて生産する方式は、「生産座席予約方式」です。従って、適切な記述です。
選択肢エですが、製造命令書を発行するときに、その製品に関する全ての加工と組立の指示書を同時に準備し、同一の製造番号をそれぞれに付けて管理を行う方式は「製番管理方式」です。従って、不適切な記述です。
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