ある工程における製品Aの1個当たりの標準作業時間は0.3時間で、適合品率は90%である。この工程を担当する作業者は5人で、1人1日当たりの実働時間は6 時間、稼働率は90%である。今期、残り10日間に適合品を900個生産しなければならないことが分かっている。この場合にとるべき施策として、最も適切なものはどれか。
ア 一部作業の外注化を行う。
イ 次期の仕事を前倒しして行う。
ウ 終業時刻を早めて小集団活動を行う。
エ 特別な施策は必要ない。
解答:ア
本問は、内外製区分に関する問題です。比較的単純な計算問題であることから難易度は高くありません。計算式を検討するにあたってうっかりミスに注意したい問題です。
まず、条件にもとづいて、残り10間に5人で生産可能な個数を求めましょう。
10日間5人で生産可能な個数=(1人1日当たりの実働時間×稼働率×適合品率×5人)/1個当たりの標準作業時間=(6時間×稼働率0.9×適合品率0.9×5人)/(標準作業時間0.3時間)=24.3/0.3=81個
81個×10日=810個
上記より、10日間で810個しか生産できないため90個足りません。従って。選択肢アの一部作業の外注化を行う、が正解となります。
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