競争的(非競争的)市場と価格設定 - 中小企業診断士 経済学・経済政策 令和元年 第13問

ピックアップ過去問解説

問題

 ここでは、ある財の消費者が、学生とそれ以外の一般消費者に分けられるものとする。このとき企業は、学生とそれ以外の一般消費者に対して異なる価格をつけることができる。また、学生は価格に対して弾力的である。市場のパターンと、企業の価格設定に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア この財の市場は競争的であり、学生に対する価格を引き上げると、企業収入が増加する。

イ この財の市場は競争的であり、学生に対する価格を引き下げると、企業収入が増加する。

ウ この財の市場は不完全競争であり、学生に対する価格を引き上げると、企業収入が増加する。

エ この財の市場は不完全競争であり、学生に対する価格を引き下げると、企業収入が増加する。


解答・解説

解答:

 競争的市場と価格設定に関する問題です。プライス・テイカー、需要の価格弾力性に関する基本的知識の理解が求められており、難易度は高くありません。

需要の価格弾力性は以下の式で表わされます。

需要の価格弾力性の絶対値>1であるときに、需要は価格弾力的であるといい、需要の価格弾力性の絶対値<1のときに需要は非価格弾力的であるといいます。

価格弾力的であるとき価格を引き下げると収入は増加し、非価格弾力的なとき価格を引き下げると収入は減少します。

また、完全市場では、企業はプライス・テイカーであることから、学生とそれ以外の一般消費者に対して異なる価格をつけることはできません。

従って、この財の市場は不完全競争であり、学生に対する価格の引き下げをすると、企業収入は増加します。

従って、選択肢エが適切な記述です。


学習するには

経済学・経済政策

 5-1 消費者行動と需要曲線

基礎から着実に
学びたい方におすすめ!

中小企業診断士 1次2次合格コース

中小企業診断士 1次2次合格コース
[2025年度試験対応]

一括 48,400円~
分割例 月々 4,100円 × 12回~

基礎から合格レベルまで着実に学べるストレート合格を目指す方に最適なコースです。重要なポイントを凝縮した「学習マップ」で知識を体系的に整理しながら効率よく学習することができます。詳細はこちら

すべてのコースを見る

中小企業診断士のオンライン講座を、今すぐ無料でお試しできます!

今すぐ使える!3つの特典

  • 最短合格を目指す戦略がわかるセミナー!
    「短期合格の戦略」をいますぐ視聴!
  • 合格者多数輩出講座の初回版を実際に体験!
  • フルカラーだからわかりやすい
    初回版学習マップ&テキストをプレゼント!
さらに
「中小企業診断士 加速合格法」
試験突破のノウハウを凝縮!
学習をいますぐスタートできる
加速合格法をプレゼント!



10%OFFクーポンもらえる!

まずは中小企業診断士講座を
無料試してみる 簡単
30

※ 自動契約・更新はありません

お申込み後すぐに講座が試せる!
自動契約・更新はありません
お得に受講できる10%クーポン付き